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スマートCX(損失限定商品先物取引)とは?




話題のスマートCXについて知ろう!

スマートCX(損失限定商品先物取引)とは、取引の開始と同時にリスク管理がセットになった、新しい商品先物取引です。

商品先物取引が初めての投資家の方にもおすすめのスマートCXについて、詳しくご紹介します。


スマートCXの特徴① 初期投資金額以上の損失が発生する可能性がない

通常の商品先物取引は、証拠金取引、つまり、預けたお金を担保に「預けた金額以上の取引」を可能にする取引です。

投資額に対し、大きな金額の取引をするため、思惑通りに価格が動けば、投資額に対する利益率は大きくなりますが、逆の方向に動いた場合、損失額が投資額を上回ることもあります。

【参考】証拠金取引の仕組み

スマートCX(損失限定取引)も証拠金取引の一種ですが、新規注文の成立時に、思惑と逆に価格が動いた場合に備えて、あらかじめ決められた「ロスカット水準」で自動的に取引を終了させる「ロスカット注文」が用意されています。

当社の場合、ロスカット水準は、5%、8%、12%から、取引開始時にお選び頂けます。それぞれの取引の必要証拠金額は、2022年11月時点で、1枚あたり、5%が130万円、8%が140万円、12%が150万円となっています。

例えば、東京原油先物1㎘=70,000円のときに、1枚(=50㎘)買い建てる際に、8%のロスカット水準を選んだ場合、70,000円の8%=5,600円値下がりすると、自動的にロスカット注文が成立し、ポジションは決済されます。

仮に64,400円で決済された場合、損失額は5,600円×50㎘=280,000円となり、これが預けた証拠金から引かれた112万円が残ります。(実際のお取引では、さらに手数料分が引かれます)



また、まれなケースですが、相場の急激な変動などで、ロスカット水準付近で決済が成立しなかった場合でも、損失額が預けた証拠金の額を超えないよう、「ロスカット限度水準」が設けられています。

当社での東京原油のスマートCXの場合、ロスカット限度水準は、ロスカット水準の値段を基準に、29%下の水準になっています。

先程の例では、64,400円のロスカット水準の29%、つまり18,680円(1円単位は切り上げ)下がった45,720円がロスカット限度水準となり、最悪の場合でも、(70,000円-45,720円)×50㎘=1,214,000円の損失、預けた証拠金額の範囲内となります。(実際のお取引では、さらに手数料分が引かれます)

ただ、ロスカット限度水準はあくまで最終防衛ラインで、ロスカット水準で決済ができなかった場合でも、よほど極端な状況にない限り、よりロスカット水準に近い値段で注文が成立し、取引は終了します。


スマートCXの特徴② 利益追求の可能性は、通常の商品先物取引と同様に無限大

損失が限定されている一方で、予想通りに相場が動いて利益となる場合の決済注文には、制限がありません。

取引の期限内であれば、いつでも決済をすることによって取引を終了することができ、利益の追求は無限大です。

【参考】限月って何?

例えば、東京原油先物1㎘=70,000円で1枚(=50㎘)買い建てた後、今年の高値91,050円に近い90,000円まで上昇したところで決済した場合、(90,000円-70,000円)×50㎘=1,000,000円の利益となります。



利益が出ている場合は、預けた証拠金もそのまま残っていますので、8%で始めていた場合は、1,400,000円の証拠金に、利益の1,000,000円が上乗せされて、2,400,000円になって戻ってくるということですね。(実際のお取引では、手数料分が引かれます)

このように、損失は限定される仕組みを備えながら、利益追求の可能性は無限大となっているのが、スマートCX(損失限定商品先物取引)の大きな特徴です。

スマートCXのご利用をきっかけに、商品先物取引の面白さを知って頂ければ幸いです。






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商品先物取引は委託に際して証拠金等の預託が必要になります。最初に預託する当社必要証拠金額は商品により異なりますが、2023年6月5日現在最高額は取引単位(1枚)当り1,500,000円、最低額は取引単位(1枚)当り20,000円です。国内商品市場取引の必要証拠金額は、毎週日本証券クリアリング機構にて発表されるプライス・スキャンレンジと同額です(損失限定取引を除く)。ただし、実際の取引金額は当社必要証拠金の額の約20倍という著しく大きな額になります。また証拠金等は、その後の相場の変動によって追加の預託が必要になることがあり、注意が必要です。ただし、その額は商品や相場変動により異なります。
<委託手数料について>
商品先物取引の委託には委託手数料がかかります。その額は商品・約定値段等によって異なりますが、2023年6月5日現在、最高額は取引単位(1枚)当り11,000円(片道・税込)です。

 

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