前日の米国市場終値
✿シカゴコーン先物 6112.4セント（-4.6）
✿シカゴ大豆先物 1399.2セント（+26.4）
✿シカゴ小麦先物 636.2セント（+2.4）
本日の注目指標・イベント
✿英 4月鉱工業生産指数（15:00）
✿IEA 6月石油市場レポート
✿米 5月PPI（21:30）
✿米 EIA週間石油レポート（23:30）
✿米 6月政策金利（3:00）
前日の市況と この後の見通し
シカゴコーン先物は反落。黒海穀物輸出合意の先行き不透明感に加え、米中部での乾燥懸念、作柄予測が市場予想を下回ったことなどが、コーン価格を支える一方、ブラジルの豊作見通しや、収穫進捗、利益確定売りなどが、コーン価格の上値重石となったようです。
USDAコーン生育状況（6月12日発表）
✿出芽状況 93%（2018-2022平均：87%）
✿作柄状況 優+良：61%（市場予想平均：62% 前週：64% 前年：72%）
前日終値付近から上昇したものの、その後押され、終値は雲の下限と転換線の間で引けました。本日は前日終値からやや下寄りし、値位置はやや弱気となっています。前日に続き、雲の下限上抜けに失敗しましたので、目先は上値が重くなりそうです。目先は転換線で支えられるかどうかですね…。少し様子見たいところです。
シカゴ大豆先物は大きく反発。弱い輸出需要や、ブラジルの豊作見通しが、大豆価格の重石となる一方、USDAの作柄予測が市場予想以上に悪かったことや、米中部での乾燥懸念、中国で10か月ぶりに短期金利が引き下げられ、需要回復期待が強まったことなどを受け、買いが優勢となったようです。
USDA大豆生育状況（6月12日発表）
✿作付状況 96%（市場予想平均：96% 2018-2022平均 86%）
✿出芽状況 86%（2018-2022平均：70%）
✿作柄状況 優+良：59%（市場予想平均：62% 前週：62% 前年：70%）
前日終値付近から大きく上昇し、引けにかけてやや押されましたが、終値は転換線を上放れた位置で引けました。本日は前日終値付近から始まり、値位置はやや弱気となっています。大幅反発となりました! 上ヒゲを引き、転換線を上放れていますので、少し戻す動きとなるかもしれませんが、チャートは強気に傾いているようです。基準線が下向きなのが少し気になりますが、押したところで買い検討してもいいかもしれません。
シカゴ小麦先物は小幅に続伸。弱い輸出需要や、冬小麦の作柄改善などが、引き続き小麦価格の上値を抑える一方、春小麦の作柄予想が市場予想を下回ったことや、ロシアが黒海穀物輸出合意の延長に消極的であることなどが、小麦価格の支えとなったようです。
USDA冬小麦生育状況（6月12日発表）
✿出穂状況 89%（2018-2022平均：88%）
✿収穫状況 8%（市場予想平均：10% 2018-2022平均：9%）
✿作柄状況 優+良：38%（市場予想平均：37% 前週：36% 前年：31%）
USDA春小麦生育状況（6月12日発表）
✿作付状況 97%（2018-2022平均：97%）
✿出芽状況 90%（2018-2022平均：87%）
✿作柄状況 優+良：60%（市場予想平均：63% 前週：64% 前年：54%）
前日終値付近から上下に動き、終値は転換線を上回って引けました。本日は前日終値からやや上寄りし、値位置はやや弱気となっています。上下にヒゲを引き、まだ気迷い気味となっていますが、雲の上限で上値を抑えられる形となりましたので、目先は少し上値が重くなりそうです。一方で、転換線が基準線を上抜きましたので、再度雲の下限突破を試しに行くかもしれません。少し様子見たいところです。
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