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6月12日の投資戦略 原油/金/天然ガス/ダウ


 

前日の米国市場終値

✿WTI原油先物 70.17ドル(-1.12)  
✿NY金先物 1977.2ドル(-1.4)  
✿NY天然ガス先物 2.254ドル(-0.098)
✿ダウ平均株価 33,876.78ドル(+43.17)  

  

本日の注目指標・イベント

✿米 USDA輸出検証高(翌1:00)
✿米 USDA生育状況(翌5:00)



前日の市況と この後の見通し

WTI原油先物は続落。米FOMCを控え、様子見ムードも強い中、中国の5月PPIが予想以上に低下し、景気拡大期待が後退したことなどが、原油価格の重石となる一方、米国のSPR買い戻しや、OPEC+追加減産による需給ひっ迫懸念などが、原油価格の支えとなったようです。

前日終値からやや下寄りして下げ、終値は転換線と基準線の間で引けました。本日は前日終値付近から始まり、値位置は弱気となっています。先週末は、20日移動平均線で上値を抑えられて下げる形となりました。本日は基準線が上向きになり、価格はその下に抜ける形となっています。サポートを下に抜けましたので、5月31日の安値67.03あたりまでの下げは想定しておいた方がよさそうです。






NY金先物は反落。FOMCを来週に控え、様子見ムードが広がる中、FRBは利上げを見送る可能性が高いとの見方が強まったことや、ドル指数・米長期金利の反発を受け、売りがやや優勢となったようです。

前日終値付近から上下に動き、終値は転換線のやや上で引けました。本日は前日終値からやや下寄りし、値位置はやや弱気となっています。先週末は転換線の上で引けましたが、本日は転換線の下、20日移動平均線も下回って推移しています。引き続きもみ合いの様相となっていますので、もう少し様子見たいところです。








NY天然ガス先物は続伸。6月の米生産量が、5月の生産量を下回る水準となっていることや、欧州天然ガス価格が19%近い上昇となったことなどが、天然ガス価格の支えとなる一方、LNG輸出プラントへのガス流入量が、メンテナンスの影響などで減少していることや、今週は穏やかな天候で発電需要が減少するとの見方などを受け、売りが優勢となったようです

✿欧州DutchTTF 前日終値 10.129ドル/mmBtu(+1.603)
✿アジアJKM LNG 前日終値 9.250ドル/mmBtu(+0.040)

前日終値付近からやや下寄りして下げ、終値は雲の下限を下回って引けました。本日は前日終値からやや上寄りし、値位置はやや弱気となっています。先週末は雲の下で引けましたが、本日は雲の中、転換線の上で推移しています。引き続きどっちつかずの値動きとなっていますね…。20日線・基準線を上に超えてくると強気に傾きそうですが、雲を下に抜けると、再度安値を試しに行く可能性もありそうです。もう少し様子見たいところです。





ダウ平均株価は続伸。13日の5月CPI、13・14日のFOMCを控え、様子見ムードが広がる中、引き続きハイテク株への買いが入りやすく、相場の支えとなったようです。

前日終値付近から上昇し、終値は雲の上で引けました。値位置は強気となっています。反発の動きが続き、直近高値を上回ってきました。チャートは引き続き強く、MACDはシグナルを上放れつつあり、基本は強気目線で良さそうですが、雲の上限割れは、反落につながりそうですので、もう少し様子見たいところです。



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