前日の米国市場終値
✿WTI原油先物 70.90ドル（+1.23）
✿NY金先物 1949.6ドル（+8.5）
✿NY天然ガス先物 2.171ドル（-0.177）
✿ダウ平均株価 32,030.11ドル（−530.49）
本日の注目指標・イベント
✿米 新規失業保険申請件数（21:30）
✿米 USDA輸出成約高（21:30）
✿米 2月新築住宅販売件数（23:00）
✿欧 3月消費者信頼感指数（翌0:00）
前日の市況と この後の見通し
WTI原油先物は大幅続伸。EIA発表の米原油在庫量は増加したものの、燃料在庫が大きく減少したことや、FRBが利上げ停止の可能性を示唆したこと、ドル指数の低下、米政府によるSPRの買い戻しの可能性が意識されたことなどを受け、買いが優勢となったようです。
EIA週間石油レポート（3月22日発表）
✿原油在庫 前週比 約110万バレル増
✿戦略備蓄 前週比 変わらず
✿ガソリン在庫 前週比 約640万バレル減
✿中間留分在庫 前週比 約330万バレル減
✿クッシング在庫 前週比 約110万バレル減
✿米産油量 日量 約1230万バレル（前週比+10万バレル）
✿石油製品需要 2002.6万バレル（前週比+91.3万バレル、前年同期比-109.8万バレル）
✿製油所稼働率 88.6%
前日終値からやや下寄りしたものの上昇し、終値は転換線付近で引けました。本日は前日終値からやや下寄りし、値位置は弱気となっています。転換線までは戻してきました。ここで抑えられて反落するか、上抜けて基準線を目指すか、この後の動きは少し見ておいた方がよさそうです。
NY金先物は反発。FRBは0.25%の利上げを決定する一方、今後の継続的な利上げを停止する可能性を示唆し、米長期金利・ドル指数が大きく低下したこともあり、金価格は大きく上昇しましたが、その後、パウエルFRB議長が、年内の利下げを否定し、追加利上げの可能性にも言及したことで、金価格は下押しされたようです。
前日終値からやや上寄りして大きく上昇しましたが、その後押され、上ヒゲの長い小陽線となりました。本日は前日終値から上放れて寄り付き、値位置は強気となっています。少し不安定な動きとなっていますね…。利上げ停止に向かうのであれば、金にとっては追い風となりそうですが、FOMCの結果、金融システム不安が拡大する懸念など、市場がある程度消化するまでは、少し様子見ておいた方がいいかもしれません。
NY天然ガス先物は反落。米国の大手LNG輸出プラントへのガス流入量が、13.1bcdと、前年を上回っていることなどが、天然ガス価格を支える一方、3月の生産量が前月から増加していることや、来週はガス需要が減少するとの見通し、前日の高値を受けた利確・新規売りなどで、天然ガス価格は下押しされたようです。
Refinitivは、輸出を含む米国のガス需要が、今週の115.0bcfdから来週は109.1bcfdに減少すると予測した。来週の予測は、火曜日のRefinitivの見通しよりも高かった。
✿欧州DutchTTF 前日終値 12.669ドル/mmBtu(-0.747)
✿アジアJKM LNG 前日終値12.640ドル/mmBtu(-1.005)
前日終値からやや下寄りして下げ、終値は転換線を下回って引けました。本日は前日終値からやや上寄りし、値位置は弱気となっています。1日で7.5%超の下げとなりましたので、目先は少し戻してくるかもしれません。引き続き、価格下落には注意が必要となりそうですが、今後は夏の需要期に向けた上昇開始の可能性にも、注意しておいた方がよさそうです。
ダウ平均株価は大きく反落。FRBが0.25%の利上げを決定し、FOMC声明文から、利上げサイクルの終了が意識されたことで、上昇したものの、その後、パウエルFRB議長が想定以上の利上げを示唆したことや、イエレン米財務長官が預金保護拡大を検討していないと発言したことを受け、売りが優勢となったようです。
前日終値付近から始まり、上昇する場面もありましたが、その後押され、終値は転換線を下回って引けました。値位置は弱気となっています。20日移動平均線で抑えられ、反落する形となりました。1.6%超の下落となりましたので、目先は少し戻すかもしれません。ただ、終値は転換線を下回ったものの、パラボリックは買い転換し、どっちつかずのチャートでもあります。本日も少し様子見たいところです。
✿記事中のテクニカルインジケーターの基本的な見方はこちら
✿個人の相場観ですので、あくまでもご参考程度に<(_ _)> 今日も皆様のお取引が上手くいきますように(*^^)v
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