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ウィークリーレポート 2021.7.5


金は底堅く、上値重く

金先物市場 概況と見通し

NY金先物は2日、前週比5.5ドル(0.31%)高い、1,783.3ドルで取引を終えました。

前月FOMC後の大幅な下落を受け、引き続きFRBの動向に注目が集まる一方、安値買いも入りやすく、金価格は支えられたとみられます。

2日発表された米雇用統計では、非農業部門の就業者数が市場予想を上回る一方、失業率がやや上昇したことで、FRBが当面金利を据え置くとの見方が強まり、金にはやや強気の材料となったようです。

今週は中国PPI/CPIの発表があり、インフレ懸念の動向に影響を与える可能性があります。また、引き続きFRBの方針に影響する材料や、ドル指数の動きにも注意した方がよさそうです。

NY金先物 チャート分析(週足)

先週の週足チャートは、基準線に上値を抑えられ、雲の下限付近で引けました。基準線が下向きに転じ、値位置も弱気を維持しています。金と逆相関になりやすい、米ドル指数や米国10年債利回りの週足チャートは、雲や転換線の下にあり、上値が重くなりそうです。

今週も、新たな材料がなければ、金相場は底堅いものの上値も重い状況が続きそうです。 今週の目安としては、引き続き雲の下限1,770.1ドル、ボリンジャーバンド-1σの1,727.7ドルが、下値サポートとなりそうです。一方で、基準線の1,796.3ドル、転換線の1,834.7ドルが、上値抵抗ラインとなりそうです。MACDはシグナルとほぼ重なり、方向性は乏しくなっていると言えそうです。





原油は強気継続なるか

原油先物市場 概況と見通し

WTI原油先物は2日、前週比1.11ドル(1.50%)高い、75.16ドルで取引を終えました。

米原油在庫が6週連続で減少したことや、OPEC+が8月以降も大幅な増産はせず、2022年も減産を延長するとの期待が高まったことで、原油価格は支えられたようです。

1日のOPEC+会合はUAEの反対で延長されましたが、結論は5日月曜日に持ち越しとなっています。

まずは、5日のOPEC+の結果に注目が集まりそうです。供給面の見通しが確定すれば、米原油在庫量や新型コロナ変異株の感染拡大状況など、需要面に市場の興味が移っていくことになりそうです。

WTI原油先物 チャート分析(週足)

先週の週足チャートも、前週と同じく転換線を上回ったまま、終値は転換線からさらに上放れて引けました。引き続き、値位置は強気を維持しています。ストキャスティクスは80%以上の水準で横ばい、MACDもシグナルからやや上に離れてきましたので、上昇継続となる可能性が高そうです。一方で、引き続き、転換線付近までの調整には注意しておく必要がありそうです。

今週の目安としては、ボリンジャーバンド+1σの70.88ドル付近、転換線の68.89ドル付近が、下値サポートラインとなりそうです。これで6週続伸となりましたので、そろそろこのサポート辺りまでの調整はあってもおかしくないですが、基準線も上向いており、上昇の勢いは引き続き強くなりそうです。




注目の経済指標、イベント(7月5日~7月10日)

* 7月5日(月) 欧6月非製造業PMI、英6月非製造業PMI

* 7月6日(火) 米USDA輸出検証高、USDA生育状況、独ZEW景況感指数、米6月ISM非製造業景気指数

* 7月7日(水) 米6月FOMC議事録、独5月鉱工業生産指数、米MBA住宅ローン申請指数

* 7月8日(木) 独5月貿易収支、米新規失業保険申請件数

* 7月9日(金) 米EIA原油在庫統計、中6月PPI/CPI、英5月貿易収支、米USDA輸出成約高

* 7月10日(土) 米オイルリグ稼働数、CFTC週間投機筋ポジション





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