1. HOME
  2. ブログ
  3. ウィークリーレポート 2021.6.14

ウィークリーレポート 2021.6.14


FOMCで金相場が動く!?

金先物市場 概況と見通し

NY金先物は11日、前週比12.4ドル(0.66%)安い、1,879.6ドルで取引を終えました。

先週は、米CPIが予想を上回る結果となりましたが、インフレは一時的との見方が広がったことで、ややドル買い・金売りが出やすくなったようです。

一方で、インフレが高止まりするリスクへの警戒感も強まっているとみられ、インフレヘッジとしての金買いが、引き続き金価格の支えとなっているようです。

今週はFOMCが予定されており、FRBがテーパリングに向けた議論を始めるのかに注目が集まっています。FRBの政策転換の兆しが見られれば、金相場にも影響が出てくることになりそうです。

NY金先物 チャート分析(週足)

先週の週足チャートは、雲の中に突入し、実体の小さい陰線で引けました。雲の上を維持できず、強気相場は一旦休止となっています。米ドル指数の週足チャートはまだ弱気相場と言えそうですが、この後、強気に傾いてくる可能性がありますので、そうなると、金価格は目先上値が重くなりそうです。一方、米国10年債利回りの週足チャートは弱気に傾いており、金価格にはプラスの材料となりそうです。

今週の目安としては、ボリンジャー+1σの1,859.8ドル、60EMAと転換線の1,836ドル付近が、強い下値サポートとなりそうです。この辺りまでの下げは、調整の範囲内と言えそうですが、ここを下抜けた場合は、下げの勢いが強まる可能性もありそうです。

米ドル指数 週足
米国10年債利回り 週足











原油は堅調な動き

原油先物市場 概況と見通し

WTI原油先物は11日、前週比1.29ドル(1.85%)高い、70.91ドルで取引を終えました。

先週発表されたOPECやIEAの月次レポートでも、経済活動の正常化による原油需要の堅調な回復見通しが示され、原油価格の支えとなったとみられます。

一方で、新規開発の滞りによる供給不足の懸念も、原油価格を押し上げる要因となっているようです。

今週は、原油需要の回復が堅調に進むのかどうかが材料視される可能性があります。特に、ドライブシーズンのピークに入っている米国の燃料需要の推移は、注目されそうです。

WTI原油先物 チャート分析(週足)

先週の週足チャートは、転換線を上回ったまま、終値は転換線からさらに上放れて引けました。引き続き、値位置は強気を維持しています。ストキャスティクスは80%以上の水準で上向きになっており、今週も買い優勢が続く可能性が高いと言えそうですが、今週も、転換線付近までの調整には注意しておく必要がありそうです。

今週の目安としては、ボリンジャーバンド+1σの67.45ドル付近、転換線の65.93ドル付近が、下値サポートラインとなりそうです。3週続伸していますので、そろそろこのサポート辺りまでの調整はあってもおかしくなさそうです。一方で、MACDがシグナルをしっかりと上抜くと、上昇の勢いが強まっていきそうです。





小麦は目先弱く

シカゴ小麦物市場 概況と見通し

シカゴコーン先物は11日、前週比7.0セント(1.02%)安い、680.6セントで取引を終えました。

米プレーンズで適度な雨が予想されていることや、ロシア・フランスで作柄予測が上方修正されたことを受け、小麦はやや売られやすくなったようです。 今週も、引き続き天候や作柄見通しに注目が集まりそうです。

シカゴ小麦先物 チャート分析(週足)

先週の週足チャートは、転換線を下回り、終値は基準線付近まで下げて引けました。今週はさらに基準線の下からのスタートとなり、値位置はやや弱気に傾いています。今週は、ボリンジャーミッドバンドの666.0セント付近、-1σの627.7セント付近が下値サポートとなりそうです。



注目の経済指標、イベント(6月14日~6月19日)

* 6月14日(月) 欧4月鉱工業生産

* 6月15日(火) 米USDA輸出検証高、USDA生育状況、独5月CPI、英5月雇用統計、欧4月貿易収支、米5月PPI、米6月NY連銀製造業景気指数、米5月小売売上高

* 6月16日(水) 中5月小売売上高、英5月CPI/PPI、米5月住宅着工件数、米EIA原油在庫統計

* 6月17日(木) FRB 6月政策金利、欧5月CPI、米6月フィラデルフィア連銀景況指数、米新規失業保険申請件数、米USDA輸出成約高

* 6月18日(金) 日銀6月政策金利、日5月CPI、英5月小売売上高、イラン大統領選

* 6月19日(土) 米オイルリグ稼働数、CFTC週間投機筋ポジション





併せて、ツイッターで更新中の、当社外務員Aの相場観もぜひご参考に(^^)/
さくらインベストのツイッターはこちら



個人の相場観ですので、あくまでもご参考程度に<(_ _)> 今週も皆様のお取引が上手くいきますように(*^^)v



お読みいただき、ありがとうございます。よろしければ、応援クリックもして頂けると大変励みになります(*^^*)


(Visited 166 times, 1 visits today)

 

 

重要事項

 

当サイトは、一般的な金融リテラシーの知識向上に役立てていただくことを目的としています。よって、株式等の金融商品を助長する趣旨はなく、金融商品等の勧誘や媒介を目的としたものではありません。
当社(株)さくらインベストは商品先物取引業者であり、金融業者(証券会社等)ではなく、当社で株式等の金融商品の取引を行うことはできません。その為、金融商品等の勧誘や媒介を目的としていません。また、金融商品等のメリットを助長し取引を勧めるものでもありません。

【店頭商品デリバティブ取引のリスク・費用などの重要事項】
店頭商品デリバティブ取引(以下、「CFD取引」という)とは、原資産の値動きを反映する銘柄の売り買いの差金の授受によって決済する店頭商品デリバティブ取引であり、当社とお客様の相対で行われる取引です。また、お客様が所定の証拠金を当社に事前に預け入れたうえで行う証拠金取引であり、証拠金の額を超える金額の取引ができる一方、相場の変動により損失が生じる場合があり、証拠金の額を超える損失が生じる可能性もございます。
<リスクについて>
CFD取引は、その取引の仕組みやリスクが取引所において行われる取引所取引とは異なるため、その取引にあたっては契約締結前交付書面および約款等を十分に読み、それら内容をご理解頂き、かつ承諾頂く必要がございます。CFD取引には、銘柄の市場価格が変動して元本を割り込むリスクや、システム機器、通信機器等の故障等、不測の事態による取引の制限が生じるリスクや、少額の証拠金で大きなレバレッジ効果を得ることができ、大きな利益を得る可能性がある反面、多大な損失を被るリスクがあります。また、損失を抑制する目的でロスカットルールが設けられていますが、通貨等の価格または金融指標や商品価格等の数値の変動により、このルールに基づくロスカットが執行されて、損失が生ずることとなる可能性があり、場合によっては、当該損失の額が証拠金の額を上回るおそれがあります。主要国での祝日や特定の時間帯において、また、天災地変、戦争、政変、同盟罷業等の特殊な状況下で、当社からのレートの提示が困難になりお客様が保有するポジションを決済することや新たにポジションを保有することが困難となる可能性があります。当社がCFD取引に関連して取引を行うカバー先の破綻等による取引制限、または建玉及び証拠金の移管等により被る損害等の取引先信用リスクがあります。お客様と当社が行う取引については、相対取引として行うものであり、当社が表示する銘柄等のビッド価格(売付けの価格)とアスク価格(買付けの価格)とに差(スプレッド)があります。CFD取引に関連して発生するスワップポイントについては、金利状況により変動するおそれがあります。CFD取引に係る税制および関連法規の変更等により、現状より不利な条件での取引となる可能性がります。CFD取引に含まれるリスクとして上記に掲げられたものは一般的なものであり、リスクとして全てを網羅しているものでありません。

【リスク・費用などの重要事項】
<リスクについて>
商品先物取引は相場の変動によって損失が生じる恐れがあり、また、当社必要証拠金の額に比べて何十倍もの金額の取引を行うため、その損失額は預託している証拠金等の額を上回る可能性があります。

<証拠金等の額とレバレッジ>
商品先物取引は委託に際して証拠金等の預託が必要になります。最初に預託する当社必要証拠金額は商品により異なりますが、2023年6月5日現在最高額は取引単位(1枚)当り1,500,000円、最低額は取引単位(1枚)当り20,000円です。国内商品市場取引の必要証拠金額は、毎週日本証券クリアリング機構にて発表されるプライス・スキャンレンジと同額です(損失限定取引を除く)。ただし、実際の取引金額は当社必要証拠金の額の約20倍という著しく大きな額になります。また証拠金等は、その後の相場の変動によって追加の預託が必要になることがあり、注意が必要です。ただし、その額は商品や相場変動により異なります。
<委託手数料について>
商品先物取引の委託には委託手数料がかかります。その額は商品・約定値段等によって異なりますが、2023年6月5日現在、最高額は取引単位(1枚)当り11,000円(片道・税込)です。

 

【本サイト使用上の留意点について】
本サイトのコンテンツや情報は当社が信用できると考える情報ベンダーから取得したデータをもとに作成されておりますが、機械作業上データに誤りが発生する可能性がございます。また、当サイトのコンテンツや情報において、可能な限り正確な情報を提供するよう努めておりますが、誤情報が入り込んだり、情報が古くなったりすることもあります。当社はその正確性、完全性を保証するものではありません。ここに示したすべての内容は、当社の現時点での判断を示しているに過ぎません。本サイトは、お客様への情報提供のみを目的としたものであり、特定の商品の売買あるいは取引の勧誘を目的としたものではありません。本サイトにて言及されている投資やサービスはお客様に適切なものであるとは限りません。当社は、本サイトの論旨と一致しない他のレポートを掲載している、或いは今後掲載する可能性があります。本サイトでインターネットのアドレス等を記載している場合がございますが、当社自身のアドレスが記載している場合を除き、アドレス等の内容について当社は一切責任を負いません。本サイトの利用に際してはお客様ご自身でご判断くださいますようお願い申し上げます。
<著作権について>
本サイトは当社の著作物であり、著作権法により保護されております。当社の事前の承諾なく、本サイトの一部もしくは全部引用または複製、転送等により使用することを禁じます。