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金価格は振れ幅大きく パウエル議長演説受け

金価格横ばい 国債利回り上昇で

金価格は金曜日、ほぼ横ばい。

NY金先物は、日本時間11時19分、前日終値より6.3ドル高い、1942.5ドルとなっている。

パウエルFRB議長の演説を受けて、金価格は木曜日、上下に大きく動いた。

米長期国債の利回りが急上昇したことが、金価格を押し下げる要因となったようだ。

金価格は振れ幅大きく パウエル議長演説受け 

新型コロナウイルスの感染は、27日時点で世界196か国以上、2,420万人以上に広がり、死者は82万人以上に上っている。

27日に行われたパウエルFRB議長の演説では、長期平均で2%のインフレ率達成を目指すとして、一定期間2%を超えることを容認することが示唆された。

FRBのインフレ容認によって、今後インフレが加速する懸念から、金のインフレヘッジ需要が上昇し、NY金先物価格は一時1,987ドルまで急騰した。

しかし、パウエル議長は、追加の金融緩和については具体的な言及をせず、低金利政策を維持する期間も明示されなかった。

米国長期債利回りの急上昇もあり、基本的に金利のつかない金は売られやすくなったようだ。

オアンダのエドワード・モヤ氏は「国債利回りや米ドルの動きが、金価格の上昇を阻んでいる」と指摘している。

また、米追加経済政策をめぐる与野党協議が再び物別れに終わったことも、金価格の上値を抑えたとみられる。

米民主党のペロシ下院議長は27日、追加経済対策を巡り、メドウズ大統領首席補佐官と電話協議を行ったが、打開策を見いだせずに終わったと明らかにした。

TDセキュリティーズは「ここまでの急騰を踏まえると、保ち合いは数か月続くとみられ、一段深い調整もあり得るが、長期的なマクロ環境を見ると、深い押し目は買いの機会となり得る」と指摘している。

目先は弱気に傾いている金相場だが、中長期的には、最高値の更新もあるかもしれない。


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