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ハリケーンの影響は一時的か 米原油在庫の減少も支えに

原油価格横ばい メキシコ湾海上油田停止で

原油価格は水曜日、ほぼ横ばい。

WTI原油先物は、日本時間11時28分、前日終値より0.03ドル安い、43.32ドルとなっている。

ハリケーンによる供給減懸念や、米原油在庫の減少が、原油価格を押し上げたようだ。

一方、欧州やアジアでの新型コロナウイルスの感染拡大が、原油価格の上値を抑えたとみられる。

ハリケーンの影響は一時的か 米原油在庫減少も支えに  

世界有数の海上油田地帯でもある米メキシコ湾に、2つのハリケーンがほぼ同時に襲来している。

ハリケーン「マルコ」は24日、熱帯低気圧へと勢力を弱め、ルイジアナ州に上陸。

もう一つの「ローラ」は、25日にハリケーンに発達し、勢力を強めながらメキシコ湾を進んでおり、26日から27日にかけて、テキサス州あるいはルイジアナ州に上陸する恐れが強まっている。

メキシコ湾油田では、25日時点で310のプラットフォームから職員が退避し、メキシコ湾での生産量の約84%にあたる、日量150万バレル以上の原油生産が停止されている。

これは、15年前のハリケーンカトリーナ襲来時の90%に迫る数字だ。

短期的な供給減少の懸念から、WTI原油先物価格は25日、約1.7%上昇した。

ただ、ライスタッド・エナジーのビョルナー・トンハウゲン氏は「今週は、ハリケーンの影響で供給が制限されるとみられるが、その後は再び新型コロナの影響に目が向けられる」と指摘している。

米国では、1日の新規感染者数が4万人前後と、一時期よりは減少しているものの、依然として高い水準となっている。

また、インドで1日の新規感染者数が6万人を超えていることや、欧州でもやや増加傾向がみられることで、原油需要の回復が遅れるとの懸念が広がり、原油価格は上値を抑えられたとみられる。

一方、25日発表された先週のAPI米原油在庫量は、前週比約452万バレル減と、市場予想以上の減少となり、原油価格のプラス材料となったようだ。

APIデータによると、ガソリン在庫は同639万バレル減と大幅に減少。中間留分在庫は同225万バレル増、クッシング在庫は64万バレル減となった。

米ハリケーンの影響とともに、新型コロナの原油需給への影響にも、引き続き注目しておく必要がありそうだ。


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