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需要減懸念続く API原油在庫は減少 

原油価格横ばい 減産への期待が支え

原油価格は水曜日、ほぼ横ばい。

WTI原油先物は、日本時間11時51分、前日終値より0.20ドル安い、42.92ドルとなっている。

OPEC+の減産への期待や、米原油在庫の減少が、原油価格の支えとなっているとみられる。

一方、新型コロナ感染拡大で、再び経済活動が制限される懸念が、原油価格の重石となっているようだ。

需要減懸念続く API原油在庫は減少  

17日のOPEC+の共同技術パネル(JTC)で、7月のOPEC+減産順守率が、95%-97%になったと報告されたと伝わり、原油価格のプラス材料となったようだ。

OPEC+は、5月から7月まで、過去最大規模となる日量970万バレルの減産に取り組み、8月以降は日量770万バレルに減産規模を縮小して、減産を継続している。

19日には、OPEC+の減産監視委員会(JMMC)が予定されており、減産の見通しに関する材料が出てくるかどうかに注目が集まっている。

ライスタッド・エナジーのビョルナー・トンハウゲン氏は「OPEC+は、メンバー国に対し、より厳しく目標順守を求めることになるだろう」と指摘している。

また、18日発表のAPI米原油在庫は、前週比約426万バレル減と、市場予想を上回る減少となったものの、ガソリン在庫が同499万バレル増となったことで、原油相場はやや弱気に傾いたようだ。

一方、新型コロナの感染拡大を受け、原油需要が下押しされるとの懸念が、原油価格の上値を引き続き抑えているようだ。

18日時点で、新型コロナの感染は世界で2,190万人以上に広がり、死者は77万人以上に上っている。

米国では、追加の経済対策を巡り、与野党の対立が続いていることで、対策の遅れが懸念されている。

また、欧州では、新型コロナ感染拡大を受けて、域内での旅行者に対する制限や、検査の義務化に再び動き出している。

経済活動や人・モノの移動の抑制は、原油需要にも大きな影響を与える可能性がある。

ただ、豪BHPは18日「石油市場で最もリスクの高い時期は過ぎた」と述べており、3・4月のような石油需要の大幅な落ち込みはないとの見方もある。

減産への信頼感が高まったことで、原油価格は底堅い動きとなりそうだが、需要の急速な回復が見込めない中、上値は重い状況が続きそうだ。


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遠藤 結香

NTAA認定テクニカルアナリスト(CMTA®)資格を持つ、さくらインベストのチーフアナリスト。堪能な英語力で、国内外の最新情報をカバー。

 

 

 

 

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