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需要回復は堅調? 経済指標や在庫減が支え 

原油価格横ばい 米追加経済対策の遅れ懸念で

原油価格は水曜日、ほぼ横ばい。

WTI原油先物は、日本時間12時07分、前日終値より0.16ドル高い、41.77ドルとなっている。

米国の追加経済対策をめぐる先行きの不透明感が、原油価格の重石となっているようだ。

一方、好調な経済指標や、米原油在庫の減少などが、原油価格を支えているとみられる。

需要回復は堅調? 経済指標や在庫減が支え 

新型コロナ感染拡大を受けた、米追加経済対策をめぐる共和党と民主党の協議は、先週末にもの別れしたまま、次回の予定が決まっていない状況が続いている。

11日には、上院本会議場で共和党のマコネル上院院内総務と、民主党のシューマー上院院内総務が引き続き批判合戦を繰り広げた。

両党の対立は、今後数週間解消されない恐れも指摘されている。

追加経済対策は、米国の原油需要にも大きく影響する。協議の進展は原油価格のプラス材料に、対策の遅れはマイナス材料になるため、今後の動向が注目される。

一方、予想よりも好調な経済指標が、原油価格の支えとなったようだ。

11日発表された、8月のドイツZEW景況感指数は、71.5と、前月の59.3から予想に反して上昇し。7月の米生産者物価指数(PPI)は前月比0.6%上昇し、こちらも事前予想を上回った。

景気の回復は、原油需要の回復にもつながるため、原油価格には強材料となる。

また、ユーロオイルストックによると、欧州の7月の製油所需要は前月比で3.3%増加。原油需要が実際に回復していることが示された形だ。

他方、11日発表のAPI原油在庫量は、前週比約440万バレル減と、3週連続での減少。ガソリン在庫は同130万バレル減、中間留分在庫は同290万バレル減となった。

米エネルギー省は10日、緊急で民間に貸し出していた米戦略石油備蓄(SPR)用の設備から、在庫量が減少し始めたことを発表しており、民間在庫の減少と合わせ、原油需要の堅調な回復をうかがわせる。

原油需要の回復が進んでいることで、原油価格は強いサポートを受けているとみられる。

需要回復期待で、徐々に価格が上昇してきてはいるが、新型コロナをめぐる先行き不安は依然として強く、原油価格は上値が重い展開が続きそうだ。


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