金相場は強気継続? 短期的には調整下げも

金相場は強気継続? 短期的には調整下げも

金価格上昇 先行き不安が支えに

金価格は金曜日、上昇。

NY金先物は、日本時間12時02分、前日終値より17.5ドル高い、1984.3ドルとなっている。

米経済指標の悪化やトランプ米大統領の発言を受け、先行き不安が金価格を支えているとみられる。

一方、価格の上昇が、短期で利益を狙う投資家による利確の売りを誘い、上値を抑えているようだ。

金相場は強気継続? 短期的には調整下げも 

新型コロナウイルスの感染は、30日時点で世界196か国以上、1,700万人以上に広がり、死者は66万人以上に上っている。

米商務省が30日発表した4-6月期の実質GDP速報値は、年率換算で前期比32.9%減と、2期連続で減少。下げ幅は過去最大となった。

同日発表の米新規失業保険申請件数も増加し、景気回復には時間がかかるとの懸念が強まっている。

先行き不安の高まりを受けて安全資産需要が高まるとともに、ドル安や国債利回りの低下が進んだことも、金価格の支えとなったとみられる。

米ドル指数は今週、およそ1.8%低下しており、米国10年債利回りは、同9.6%低下している。

一方、短期の市場参加者が増えていることもあり、金価格急騰を受けた利確の売りも出やすくなっているようだ。

TDセキュリティーズのダニエル・ガリ氏は「機関投資家だけでなく、個人投資家による金買いが急増している」と指摘。金価格は、少しの弱材料で大きく下げる可能性もある。

ただ、中長期的には、金相場は引き続き強気との見方も多い。

キトコ・メタルズのジム・ワイコフ氏は「短期的には買われすぎの調整もあり得るが、金相場は依然として、中長期的な上昇トレンドにある」と述べている。

新型コロナをめぐる不確実性が高く、各国の経済対策も継続される限り、金は強気相場が続くとみられ、調整局面では押し目買いが入りやすい展開となりそうだ。


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endo

NTAA認定テクニカルアナリスト(CMTA®)資格を持つ、さくらインベストのチーフアナリスト。堪能な英語力で、国内外の最新情報をカバー。

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