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原油は小幅な動き続く 3月下落前水準が壁に

原油先物市場 概況(2020年7月13日~7月17日)

WTI原油先物は17日、前週比0.20ドル(0.49%)高い、40.75ドルで取引を終えた。

新型コロナ感染拡大による需要の減少懸念から、原油価格には強い下押し圧力がかかっているようだ。

しかし、14日発表されたOPEC月報で、年後半の堅調な原油需要の回復が予測されたことや、米原油在庫が大幅減となったことが、原油価格の支えとなったとみられる。

15日開催されたOPEC+の共同減産監視委員会では、8月以降の減産幅を、予定通り縮小することで合意。原油価格はその後ほぼ横ばいで推移した。

今週の原油価格見通し

各国で新型コロナの感染拡大が続き、原油需要の回復が遅れるとの懸念が、引き続き原油価格の重石となっているようだ。

OPEC+の8月以降の減産については、予定通り減産幅が縮小される見通しとなり、需給改善への期待もやや後退しているとみられる。

新型コロナの影響の見通しが立たない中、決定的な材料がなく、原油価格は小幅な値動きとなっている。

今週も慎重な値動きが続きそうだが、予想以上の需要減や供給減で大きく動く可能性もあり、注意が必要となりそうだ。

先週の週足チャートは転換線・基準線から上離れ、先週に続き実体の小さい陽線で引けた。値位置は強気だが、基準線は下方向へ向いており、相場は弱気に傾いていると言えそうだ。今週の目安としては、転換線の36.39ドルを下回れば下へ、3月の下落前水準41.28ドルを上回れば上への勢いが強まりそうだ。

一方、日足チャートは、200日移動平均線と転換線の間の狭いレンジでの値動きとなった。今週の目安は、3月下落前の41ドル水準を超えれば強気へ、基準線の38ドル付近を下抜けると雲の上限34~35ドル付近までの下げもあり得る。また、RCIがマイナスに転じた場合、トレンドの方向性が変わる可能性もある。

注目の経済指標、イベント(7月20日~7月25日)

* 7月20日(月) 日6月貿易収支、ユーロ圏5月経常収支

* 7月21日(火) 日6月CPI

* 7月22日(水) 米6月中古住宅販売件数、EIA米原油週間在庫統計

* 7月23日(木) 米新規失業保険申請件数、ユーロ圏7月消費者信頼感指数   

* 7月24日(金) ユーロ圏7月製造業・非製造業PMI、米6月新築住宅販売件数

* 7月25日(土) ベイカー・ヒューズ社 米オイルリグ稼働数、CFTC 原油先物 週間投機筋ポジション


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遠藤 結香

NTAA認定テクニカルアナリスト(CMTA®)資格を持つ、さくらインベストのチーフアナリスト。堪能な英語力で、国内外の最新情報をカバー。

 

 

 

 

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