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金価格は底堅い動き 景気悪化への懸念強く 

金は反発後やや下げ 利確売りが先行か

金価格は金曜日、やや下落。

NY金先物は、日本時間10時03分、前日終値より5.6ドル安い、1721.8ドルとなっている。

景気回復期待から大きく売られていた金は、米貿易統計の悪化を受け、再び買われたとみられる。

ただ、1725ドルを超えると利確の売りに押されており、上値は重くなっているようだ。

金価格は底堅い動き 景気悪化への懸念強く 

新型コロナウイルスの感染は、5日時点で世界196か国以上、656万人以上に広がり、死者は38万人以上に上っている。

感染拡大は続いているが、欧米などで経済活動が再開されつつあることで景気回復への期待が広がり、株式などリスク資産に資金が流入しやすくなっているようだ。

しかし、経済活動再開による第2波・第3波への警戒感も強く、経済指標の結果が注視されている。

米商務省が4日に発表した4月の貿易統計では、米貿易赤字は前月比16.7%増の494億ドル。輸出は20.5%減、輸入は13.7%減と、輸出入の下落幅は、集計開始以来最大となった。

また、先に経済活動が再開した中国からの輸入は45.7%増加し、対中貿易赤字は前月比52.8%増の259億5,900万ドルとなった。

新型コロナの米経済への影響の予想以上の大きさや、米中貿易問題の再燃とそれに伴う世界景気の悪化への懸念から、安全資産の金需要が高まったようだ。

TDセキュリティーズのダニエル・ガリ氏は「企業業績が悪いまま株が買われており、いずれまたリスクオフに傾くだろう。そうなれば、金需要も再び高まることになる」と指摘している。

一方、ECBが金融緩和の拡大を発表したことや、ドル指数の下落が続いていることも、金価格の支えとなっているようだ。

金融緩和は低金利やインフレにつながるため、金価格の強材料となりやすい。

また、金価格と逆の動きになりやすいドル指数は、およそ3か月ぶりの低水準となっている。

このような状況下で、金の裏付けがある金ETFを発行するSPDRゴールドトラストの金保有量は、3日の時点で1,133.37トンと、2013年以来の高い水準となっている。

金価格は、安全資産を求める市場参加者の出入りにより上下しているが、それ以外の様々な要因に支えられ、底堅い値動きを続けそうだ。


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