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原油価格回復は一服? 需要回復遅れる懸念

原油先物市場 概況(2020年5月18日~5月22日)

WTI原油先物は22日、前週比3.73ドル(12.64%)高い、33.25ドルで取引を終えた。

20日発表されたEIA米原油在庫統計によると、先週の米原油在庫量は、前週比約500万バレル減と、2週連続で減少している。原油価格は、需給改善への期待から回復基調を続けた。

米ベイカー・ヒューズ社が発表した先週の米オイルリグ稼働数は、前週比21基減の、237基となった。減少スピードは鈍化したものの、オイルリグ稼働数は過去最低水準まで落ち込んでいる。

一方で、米中対立激化による需要回復の遅れが懸念され、週末にかけて原油価格をやや押し下げた。

今週の原油価格見通し

原油価格は、需給改善への期待から回復しつつあるが、新型コロナ第2波や米中対立激化により、原油需要の回復に時間がかかるとの懸念が高まれば、原油価格は下押しされることになりそうだ。

一方で、地政学リスクの高まりも、原油価格に影響を与える可能性が出てきている。

大統領選を前に、トランプ米政権は、イランやベネズエラへの制裁も強化している。現在、イランからベネズエラへ向けて石油タンカーが航行しており、米国が何らかの対応をとるかが注目されている。

先週の週足チャートは基準線をさらに上離れ、4週連続で陽線で引けた。値位置は強気に傾いていると言える。また、MACDを見ると、MACDがsignalを上抜け、買いシグナルが出ている。基本は上昇継続とみられるが、直近安値16.94ドルを下回れば、再び弱気相場入りも考えられる。

一方、先週の日足チャートは引き続き転換線を上離れての推移となり、上昇基調の継続がうかがえる。今週の目安としては、先週までの雲の上限36ドル付近を超えた場合は200日移動平均42ドル付近もあり得る。逆に、転換線29.7ドル付近を下抜けた場合は、弱気転換の可能性もありそうだ。

注目の経済指標、イベント(5月25日~5月31日)

* 5月25日(月) 独1-3月期実質GDP、独5月Ifo景況感指数

* 5月26日(火) 米5月CB消費者信頼感指数

* 5月27日(水) 独4月小売売上高

* 5月28日(木) ユーロ圏5月消費者信頼感指数、米1-3月期実質GDP、米4月耐久財受注

米新規失業保険申請件数

* 5月29日(金) 米5月ミシガン大学消費者信頼感指数 、EIA米原油週間在庫統計

* 5月30日(土) ベイカー・ヒューズ社 米オイルリグ稼働数、CFTC 原油先物 週間投機筋ポジション

* 5月31日(日) 中国5月製造業PMI

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NTAA認定テクニカルアナリスト(CMTA®)資格を持つ、さくらインベストのチーフアナリスト。堪能な英語力で、国内外の最新情報をカバー。

 

 

 

 

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