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大幅減産も警戒強く 原油は弱気継続か

原油価格横ばい 在庫増が重石に

原油価格は水曜日、ほぼ横ばい。

WTI原油先物は、日本時間10時20分、前日終値より0.36ドル安い、25.42ドルとなっている。

サウジアラビアの追加減産発表や、OPECの減産期間延長への期待が、原油価格を支えたとみられる。

一方、API発表の原油在庫量が大きく増加したことが、原油価格の重石となっているようだ。

大幅減産も警戒強く 原油は弱気継続か

サウジは12日、100万バレルの追加減産を行うことを発表。同国の6月の産油量は、4月の産油量から40%減の日量750万バレルとなる見通しだ。

UAEとクウェートも合わせて18万バレルの追加減産を発表し、カザフスタンは5・6月の産油量を約22%減少させることを決定。

ロシア西シベリア地域では、今年の産油量が15%減少する見通しと伝えられている。

また、12日発表のEIA短観では、2020年の米産油量は、前年比54万バレル減の日量1,169万バレル、20201年はさらに約80万バレルの減少と、前回見通しから下方修正された。

さらに、OPECは、7月以降も日量970万バレルの減産を維持する考えを示し、大幅な減産が継続されることへの期待が高まっているようだ。

供給減の見通しが原油価格を支える一方、原油在庫の増加は続いている。

12日発表のAPI米原油在庫統計で、先週の米原油在庫量は前週比758万バレル増と、市場予想を大きく上回る増加幅となった。

原油の供給が減少し、経済活動の再開で需要も回復しつつあるとはいえ、供給過剰の解消にはまだ時間がかかるとの見方が広がり、原油価格の重石となっているようだ。

また、新型コロナの感染拡大第2・第3波による原油需要減に対する懸念も根強い。

ICAPのスコット・シェルトン氏は「原油市場は、材料に対して弱気すぎるようにも感じるが、ウィルスについて分からないことが多い現状では、買うリスクも大きい」と指摘している。

当面は、新型コロナと原油在庫の状況を慎重に見ていく必要がありそうだ。

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