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金は底堅い動き 経済対策が支えに

weekly gold

金先物市場 概況(2020年5月4日~5月8日)

NY金先物は8日、前週比13.0ドル(0.76%)高い、1713.9ドルで取引を終えた。

10日時点でコロナウイルスの感染確認は世界195か国以上に広がっており、感染者数は398万人以上、27万人以上が亡くなっている。

7日発表された米新規失業保険申請件数は7週連続で300万件超となった。経済に回復の兆しがほとんど見られないことを示唆していると受け止められ、金価格の急騰につながったとみられる。

一方、8日発表の米雇用統計では、4月の失業率が14.7%と、世界恐慌以来の水準となったものの、経済活動再開への期待から、金売り・リスク資産買いの動きが活発となったようだ。

安全資産需要が揺れ動く一方、各国経済対策による低金利などが金価格の支えとなっているようだ。

今週の金価格見通し

各国で経済活動再開に向けた動きが出てきたことで、新型コロナの影響による景気後退に備える意味での安全資産需要は落ち着いてきそうだ。

見通しが明るい状況が続けば、引き続き金売り・リスク資産買いの動きが続くと見られる。

ただ、米新規失業保険申請件数など、今週発表の最新データが悪いままであれば、資金が金に戻る可能性も高い。

また、各国経済対策による低金利環境や、大規模な資金投入によるインフレ懸念が金価格を支える状況は当面続き、金価格の支えとなりそうだ。

先週の週足チャートは、転換線・基準線から上離れたまま、実体の非常に小さい陽線で引けた。値位置は引き続き強気だが、売り・買いともに勢いがなく、当面はもみ合いが続きそうだ。今週の目安としては、終値ベースで直近高値の1752.8ドルを超えれば上方向へ、基準線の1617.5ドルを下回れば下方向へ動き出す可能性が高まる。

一方、先週の日足チャートを見ると、いったん転換線を下回ったものの、週末には再び転換線を上回って引けた。転換線でサポートを受けたものの、転換線は下向きになっており、上昇の勢いは弱まっているとみられる。上値の目安は1735ドル、1745ドル。下値の目安は1692ドル、1634ドル。

注目の経済指標、イベント(5月11日~5月16日)

* 5月12日(火) 中4月PPI・CPI、米4月CPI

* 5月13日(水) 日3月国際収支、英1-3月期実質GDP、ユーロ圏3月鉱工業生産指数

* 5月14日(木) 米新規失業保険申請件数

* 5月15日(金) 中4月小売売上高、ユーロ圏1-3月期実質GDP、米4月小売売上高、米4月鉱工業生産指数、米5月NY連銀製造業指数、米5月ミシガン大学消費者信頼感指数

* 5月16日(土) CFTC 金先物 週間投機筋ポジション

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遠藤 結香

NTAA認定テクニカルアナリスト(CMTA®)資格を持つ、さくらインベストのチーフアナリスト。堪能な英語力で、国内外の最新情報をカバー。

 

 

 

 

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