1. HOME
  2. ブログ
  3. 原油に売り圧力 サウジ増産を控え

原油に売り圧力 サウジ増産を控え

weekly oil

原油先物市場 概況(2020年3月23日~3月27日)

WTI原油先物は27日、前週比1.12ドル(4.95%)安い、21.51ドルで取引を終えた。

新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐための移動や経済活動の制限による石油需要の減少が、引き続き原油価格を下押ししている。

世界の石油需要は日量約2000万バレル減少しているとの試算もあり、供給過剰懸念が広がっている。

また、4月から、サウジアラビアやロシアなど主要産油国が供給を増やす姿勢を崩しておらず、原油低価格戦争が続くとの見通しも、原油価格の弱材料となった。

原油価格回復の見通しが立たない中、米ベイカー・ヒューズ社が発表した先週の米オイルリグ稼働数は前週比マイナス40基と、大幅な減少となっている。

今週の原油価格見通し

4月1日からはサウジなどがこれまでの減産から増産へ転じ、供給が大幅に増える見込みとなっている。

米国が原油低価格戦争を止めるよう働きかけているものの、今のところ、サウジとロシアの話し合いはなされておらず、このままいけば、供給過剰となるのは避けられないとみられる。

ある程度の供給過剰はすでに織り込まれているとみられるが、問題は供給過剰がいつまで続くのかだ。

需要減・供給増が長引くとの観測が広がれば、原油価格は一段安となることも考えられる。

ただ、ロシアと距離を置いたサウジが、米政権の働きかけを無視し続けることは難しいと考えられる。もし需給均衡に向けた動きが出て来れば、原油価格は反転上昇する可能性もありそうだ。

先週の週足チャートは、前週の終値付近から寄り付き、実体が小さく上ヒゲがやや長い陰線で引けた。引き続き上値が重く弱気な展開が続くと見られるが、売られすぎ水準に入っており、RSIやストキャスティクスなど、オシレーター系インジケーターの動きにも注目する必要がありそうだ。

一方、日足チャートを見ると、転換線の下での値動きが続いており、まだ先安観が強い。足元の値動きをエリオット波動の波5と見た場合、一時的に12ドル付近までの下落も考えられる。一方、転換線の24ドル付近が強い上値抵抗となり、上抜けた場合は、反転上昇の可能性が強くなりそうだ。

注目の経済指標、イベント(3月30日~4月4日)

* 3月30日(月) ユーロ圏3月消費者信頼感指数、米2月中古住宅販売契約指数

* 3月31日(火) 中国3月製造業PMI、英国10‐12月期GDP、米3月CB消費者信頼感指数

* 4月1日(水) API米原油週間在庫統計、ユーロ圏2月雇用統計、EIA米原油週間在庫統計

* 4月2日(木) 米2月貿易収支、米新規失業保険申請件数、米2月耐久財受注

* 4月3日(金) ユーロ圏2月小売売上高、米3月雇用統計

* 4月4日(土) ベイカー・ヒューズ社 米オイルリグ稼働数、CFTC 原油先物 週間投機筋ポジション


↓よろしければ、応援クリックお願い致します!

にほんブログ村 先物取引ブログ 商品先物へ
にほんブログ村


(Visited 5 times, 1 visits today)
The following two tabs change content below.

遠藤 結香

NTAA認定テクニカルアナリスト(CMTA®)資格を持つ、さくらインベストのチーフアナリスト。堪能な英語力で、国内外の最新情報をカバー。

 

 

 

 

重要事項

 

当サイトは、当社の経営理念である「株式会社さくらインベストは投資に関する幅広い知識や情報を発信し、お客様をはじめ投資家の皆様の喜びに貢献します」に基づき、一般的な金融リテラシーの知識向上に役立てていただくことを目的としています。
当社(株)さくらインベストは商品先物取引業者であり、金融業者(証券会社等)ではなく、当社で株式等の金融商品の取引を行うことはできません。その為、金融商品等の勧誘や媒介を目的としていません。また、金融商品等のメリットを助長し取引を勧めるものでもありません。

 

【リスク・費用などの重要事項】
<リスクについて>
商品先物取引は相場の変動によって損失が生じる恐れがあり、また、当社必要証拠金の額に比べて何十倍もの金額の取引を行うため、その損失額は預託している証拠金等の額を上回る可能性があります。
<証拠金等の額とレバレッジ>
商品先物取引は委託に際して証拠金等の預託が必要になります。最初に預託する当社必要証拠金額は商品により異なりますが、2020年10月5日現在最高額は取引単位(1枚)当り1,300,000円、最低額は取引単位(1枚)当り4,760円です。国内商品市場取引の必要証拠金額は、毎週日本証券クリアリング機構にて発表されるプライス・スキャンレンジと同額です(損失限定取引を除く)。ただし、実際の取引金額は当社必要証拠金の額の約7倍という著しく大きな額になります。また証拠金等は、その後の相場の変動によって追加の預託が必要になることがあり、注意が必要です。ただし、その額は商品や相場変動により異なります。
<委託手数料について>
商品先物取引の委託には委託手数料がかかります。その額は商品・約定値段等によって異なりますが、2020年10月5日現在、最高額は取引単位(1枚)当り11,000円(片道・税込)です。

 

 

【本サイト使用上の留意点について】
本サイトのコンテンツや情報は当社が信用できると考える情報ベンダーから取得したデータをもとに作成されておりますが、機械作業上データに誤りが発生する可能性がございます。また、当サイトのコンテンツや情報において、可能な限り正確な情報を提供するよう努めておりますが、誤情報が入り込んだり、情報が古くなったりすることもあります。当社はその正確性、完全性を保証するものではありません。ここに示したすべての内容は、当社の現時点での判断を示しているに過ぎません。本サイトは、お客様への情報提供のみを目的としたものであり、特定の商品の売買あるいは取引の勧誘を目的としたものではありません。本サイトにて言及されている投資やサービスはお客様に適切なものであるとは限りません。当社は、本サイトの論旨と一致しない他のレポートを掲載している、或いは今後掲載する可能性があります。本サイトでインターネットのアドレス等を記載している場合がございますが、当社自身のアドレスが記載している場合を除き、アドレス等の内容について当社は一切責任を負いません。本サイトの利用に際してはお客様ご自身でご判断くださいますようお願い申し上げます。
<著作権について>
本サイトは当社の著作物であり、著作権法により保護されております。当社の事前の承諾なく、本サイトの一部もしくは全部引用または複製、転送等により使用することを禁じます。

 

 




  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。