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金に売り圧力 マージンコール対応で

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金先物市場 概況(2020年3月9日~3月13日)

           NY金先物期先チャート 1時間足

NY金先物は13日、前週比155.7ドル(9.31%)安い、1516.7ドルで取引を終えた。

15日時点で、コロナウイルスの感染確認は世界125か国以上に広がっており、感染者数は15万人以上、死者数は5,500人を超えている。

WHOは11日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、世界的な大流行「パンデミック」と言えるとの認識を示した。各国が大規模な感染拡大防止措置を発表する中、世界の主要株価は大きく下げた。

景気後退懸念が金価格を支える一方、リスク資産価格の急落で、マージンコール(追加の取引保証金)が必要となり、金を売った利益をそれに充てる動きが加速したようだ。

売りが集中した金価格は急落。週の下げ幅としては1983年以来の大きな下げを記録した。

           CFTC NY金先物買い越し幅の推移

今週の金価格見通し

FRBは15日、緊急にFOMCを開き、1.0%の大幅利下げに踏み切った。2008年の金融危機以来となる ゼロ金利政策を行うと同時に、米国債などを大量に購入する量的緩和政策も復活させる。

パウエルFRB議長は、米国債などの市場で流動性が低下し、資金がひっ迫しつつあることを警戒して、緊急利下げに踏み切ったと発言している。

資金を引き揚げて現金化する動きは金市場にも広がっているが、FRBの大幅利下げにより、この流れが止まるかどうかが注目される。

金融市場全体の動揺が落ち着いてくれば、金価格も通常の値動きに戻ってくると考えられるが、コロナウイルスの影響はまだしばらく続きそうだ。

           NY金先物期先チャート 日足

先週の週足チャートは、転換線の上から基準線を下抜ける大陰線となった。値位置は雲の上ではある ものの、ここから弱気転換となる可能性もある。今週の目安としては、基準線1575ドル、転換線1604ドルが上値抵抗、雲の上限1453ドルが下値支持ラインとなりそうだ。

一方、日足チャートを見ると、先週は転換線の上から一気に雲の下限を下抜け、200日移動平均のやや手前で下げ止まった。雲のねじれが発生しており、ここまでの流れが転換する可能性がある。今週は、基本的には雲の中での推移となるとみられるが、基準線の1604ドル付近を上抜ければ上へ、200日移動平均の1497ドル付近を下抜ければ下への動きが強まりそうだ。

注目の経済指標、イベント(3月16日~3月21日)

* 3月16日(月) 中国2月小売売上高、米3月NY連銀製造業景気指数

* 3月17日(火) 英国2月雇用統計、ユーロ圏3月ZEW景況感指数、米2月小売売上高

* 3月18日(水) ユーロ圏1月貿易収支、米2月住宅着工件数

* 3月19日(木) 日銀政策金利発表、米政策金利発表、米3月フィラデルフィア連銀景況指数

* 3月20日(金) ユーロ圏1月経常収支、米2月中古住宅販売件数

* 3月21日(土) CFTC 金先物 週間投機筋ポジション

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