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金は強気継続? 新型肺炎の影響拡大で

weekly gold

金先物市場 概況(2020年2月3日~2月7日)

            NY金先物期先チャート 1時間足

NY金先物は7日、前週比14.5ドル(0.91%)安い、1573.4ドルで取引を終えた。

週半ばには、新型コロナウイルスの治療薬の開発が進んでいるとの報道などを受け、市場はややリスクオンへ傾き、安全資産の金は売られる場面もあった。

しかし感染者数は増加を続け、流行終息の兆しが見えない中、週末にかけて再び金価格は上昇した。

FRBは「新型コロナウイルスの出現が中国経済の混乱につながり、世界全体に波及する可能性がある」との認識を示しており、影響拡大への懸念がさらに広がっているようだ。

一方、中国政府は6日、米国からの輸入品の一部に対する関税率を、14日から半分に引き下げると発表した。景気回復への期待感が広がり、金価格には下押し圧力がかかったとみられる。

また、7日発表の1月の米雇用者数が予想以上の伸びとなったことも、金価格の上値を抑えたようだ。

           CFTC NY金先物 投機筋買い越し幅の推移

今週の金価格見通し

今週も、新型コロナウイルスの感染の状況が、金価格に大きな影響を及ぼすことになりそうだ。

9日には、新型コロナウイルスによる中国本土の死者数が803人となり、2002~03年に流行したSARSの世界全体の死者数774人を超えたと伝えられている。

感染者数・死者数の大幅な増加が続けば、安全資産の金需要は増加する可能性が高い。逆に、流行に 終息の兆しが出てきた場合は、金は一気に売られる可能性もある。

また、コロナウイルスの感染拡大を受け、ブラジルやフィリピンなどでは先週、利下げが決定された。

世界的に低金利環境が続けば、金価格は強いサポートを受けることになりそうだ。

           NY金先物期先チャート 週足

先週の週足チャートは下ヒゲのやや長い陰線で引けた。買い支えの強さをうかがわせるが、高値でこの足が出現した場合、その後反落する可能性があり、注意が必要だ。今週の目安としては、転換線の1538ドル付近、基準線の1530ドル付近がサポートとなりそうだが、ここを下抜けると弱気となりそうだ。

一方、日足チャートを見ると、先週は一時基準線を下回り、その後は基準線を上回ったものの転換線に上値を抑えられて引けた。今週の目安としては、転換線の1575ドル付近を上回れば上昇継続、基準線を下抜け、1535ドル付近を下回ってきた場合、売りが強まることになりそうだ。

注目の経済指標、イベント(2月10日~2月15日)

* 2月10日(月) 中国1月PPI・CPI

* 2月11日(火) 英12月貿易収支

* 2月12日(水) NZ政策金利、ユーロ圏12月鉱工業生産指数

* 2月13日(木) 米1月CPI、米新規失業保険申請件数

* 2月14日(金) ユーロ圏12月貿易収支、米1月小売売上高、米1月鉱工業生産指数

* 2月15日(土) 米2月ミシガン大学消費者信頼感指数、CFTC 金先物 週間投機筋ポジション


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