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原油は弱気相場へ? 協調減産延長がカギ

weekly oil

原油先物市場 概況(2020年1月20日~1月24日)

weekly oil 2020.1.27
WTI原油先物期先チャート 1時間足

WTI原油先物は24日、前週比4.39ドル(7.49%)安い、54.19ドルで取引を終えた。

週初めには、リビア内戦の影響で同国からの原油供給が途絶する可能性から原油価格は上昇する場面もあったが、供給過剰見通しや、新型コロナウイルスの感染拡大懸念を受け、週後半には大きく下げた。

IEAのビロル事務局長は、2020年前半は日量約100万バレルの供給過剰となる見込みと発言。

また、春節で人の移動が増える中国で、新型コロナウイルスの感染が拡大しており、これが世界的な 大流行となる懸念が広がっている。

そうなれば、世界の経済活動が抑制され、原油需要も減少するとの見方から、株価と共に原油価格にも下押し圧力がかかったとみられる。

us inventory 2020.1.27

今週の原油価格見通し

今週も引き続き、新型コロナウイルス関連の動向が注目される。

深刻さが増大した場合、原油相場への下押し圧力は強まるとみられるが、逆に終息に向かう可能性が 高まれば、その下押し圧力は弱まることになるだろう。

また、OPECが、協調減産延長について検討しているとの情報が週末に入ってきており、リビアの供給途絶の状況とともに、材料として注目されそうだ。

現在のOPEC+による協調減産は、3月末で終了することとなっている。延長に前向きな姿勢が示された場合、原油価格の強い下支え要因となるとみられる。

weekly oil 2020.1.27②
WTI原油先物期先チャート 週足

週足チャートを見ると、先週は大陰線で引け、遅行スパンが雲の下限と重なる水準で下げ止まった。 今週は、先週の終値を割り込むようであれば、本格的に下方向への動きとなりそうだ。一方、雲の下限57.15ドル付近、200週移動平均の59.04ドル付近が強い抵抗帯となるとみられるが、ここを上抜けて きた場合は、再び上方向へ向かう可能性もあるだろう。

一方、日足チャートでは、価格線が雲を下抜け、三役逆転となった。遅行スパンも雲を下抜けており、一気に弱気相場へ傾く可能性もありそうだ。

注目の経済指標、イベント(1月27日~2月1日)

* 1月28日(火) 米12月新築住宅販売件数、米12月耐久財受注

* 1月29日(水) API米原油週間在庫統計、米1月CB消費者信頼感指数

* 1月30日(木) EIA米原油週間在庫統計、米FRB政策金利発表、米2019Q3実質GDP

* 1月31日(金) ユーロ圏2019Q3実質GDP

* 2月1日(土)  ベイカー・ヒューズ社 米オイルリグ稼働数、CFTC 原油先物 週間投機筋ポジション


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遠藤 結香

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