市場はリスクオンへ? 中東リスクには警戒

市場はリスクオンへ? 中東リスクには警戒

金価格下落 地政学リスク後退で

2020.1.10 gold

金価格は金曜日、ほぼ横ばい。

NY金先物は、日本時間10時02分、前日終値より2.1ドル安い、1552.2ドルとなっている。

米・イランの緊張が軍事衝突に発展する可能性は低下したと見て、リスク資産に資金が流れたようだ。

一方、くすぶる地政学リスクや景気後退に対する懸念が、金価格の支えとなっていると見られる。

市場はリスクオンへ? 中東リスクには警戒

NY金先物価格は8日、イランによるイラク米軍基地への攻撃を受けて、一時1613.3ドルまで上昇。

その後、米大統領の、軍事行動を控える趣旨の発言に加え、イラン外相の「報復攻撃は完了した」との発言で、大規模な戦争に発展するリスクは、ひとまず 回避されたとの見方が広がった。

これにより、安全資産の金需要は減少し、金価格は大きく下落した。

スタンダード・チャータード銀行のアナリスト、スキ・クーパー氏は「市場は再度リスクオンに傾き、金など安全資産には利益確定の売りが入りやすい状況が続いている」と指摘している。

米・イランの軍事衝突の可能性が後退したことに加え、ADP非農業部門雇用者数や、新規失業保険申請件数など、今週発表の米経済指標が予想を上回っていたことも、安全資産の金売りを誘ったようだ。

さらに、米中貿易協定の部分合意署名への期待もあり、米主要株価は高値を更新。安全資産からリスク資産への資金流入が勢いを増しているようだ。

中国商務省は9日、中国の劉鶴副首相が、来週ワシントンを訪問し、署名に臨むと発表した。

米中両国は、15日に「第1段階」の合意署名を行う見通しとなっている。予定通り署名が行われれば、金価格への下げ圧力は強まりそうだ。

一方、中東の緊張感は依然として高く、警戒が必要との声もある。

BMOの金属デリバティブ取引責任者、タイ・ウォン氏は「非常に高まった緊張がほぼ元の水準に戻ったものの、地政学リスクは引き続き高く、金価格は高止まりしている」と指摘している。

足元は金価格の弱材料が多いが、当面は、中東リスクの突発的な高まりにより、再び金価格が高騰する可能性に留意しておく必要がありそうだ。

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endo

NTAA認定テクニカルアナリスト(CMTA®)資格を持つ、さくらインベストのチーフアナリスト。堪能な英語力で、国内外の最新情報をカバー。

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