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株高でも金価格高く 景気後退懸念続く

2019.12.24 金

金価格小幅上昇 先行き不安が後押し

2019.12.24 gold

金価格は火曜日、小幅に上昇。

NY金先物は、日本時間12時04分、前日終値より3.7ドル高い、1492.4ドルとなっている。

世界景気の先行き不安が、引き続き安全資産の金需要につながっているようだ。

ただ、クリスマス休暇の薄商いで、値動きは限定的となっているようだ。

株高でも金価格高く 景気後退懸念続く

トランプ米大統領は21日、米国と中国は「まもなく」部分合意に署名すると発言。一方中国側は23日、冷凍豚肉やアボカド、半導体の一部などに課している関税率を、来年引き下げると発表した。

米中協議の進展期待で株価は上昇したが、安全資産の金価格も高止まりしている。

要因として考えられるのは、経済指標の弱さと、先行き不確実性の高まりだ。

23日発表された11月の米コア資本財受注は、前月比0.1%増と微増にとどまった。

コア資本財受注は 設備投資の先行指標とされており、設備投資の弱さが経済成長の足を引っ張っているとみられる。

また、同日発表された10月のカナダのGDPは前月比0.1%減と、予想に反して今年2月以来のマイナス成長となった。

弱い経済指標を受け、世界経済の後退懸念が広がり、安全資産の金需要が高まっているとみられる。       

INTL FCストーンのアナリスト、ローナ・オコネル氏は「市場は長期的な政治リスクを見ている。また、世界経済の先行き不安もすぐにはなくならないだろう」と述べている。

同氏は「米中は『第1段階』の合意にまだ署名を行っていない。また、中東地域の緊張の高まりも、金の魅力を高めているようだ」とも指摘。

また、23日に中国の外交官が「米国の中国に対する貿易制限や国家体制批判が、世界の安定と発展に悪影響を及ぼしている」と発言したことを受け、両国の緊張の高まりも意識されているようだ。

先行き不確実性がさらに強まった場合、金価格は再び押し上げられる可能性もありそうだ。

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遠藤 結香

NTAA認定テクニカルアナリスト(CMTA®)資格を持つ、さくらインベストのチーフアナリスト。堪能な英語力で、国内外の最新情報をカバー。

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