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米中協議の先行き不安 金価格の支えに

2019.11.22 金

金価格横ばい 新たな材料乏しく

2019.11.22 gold

金価格は金曜日、ほぼ横ばい。

NY金先物は、日本時間14時08分、前日終値より1.6ドル高い、1465.2ドルとなっている。

20日発表されたFOMC議事録には特に目新しい材料はなく、金価格への影響は限定的となったようだ。

一方、米中貿易協議の見通しが二転三転し、金価格の値動きにも影響を与えているとみられる。

米中協議の先行き不安 金価格の支えに

中国商務省は21日、米中は協議を続けており、中国は貿易協定の部分合意を望んでいる、と発言。

香港のサウスチャイナ・モーニング・ポスト紙は21日、「米政府は12月15日に予定されている、対中追加関税第4弾の発動を見送る」と報じた。

また、ウォールストリートジャーナルは、中国政府は米国に対し、新たな対面での通商協議を提案したと伝えている。

米中協議進展への期待が再び高まっているが、米中貿易協議は今回も決裂するのでは、との警戒感も くすぶる。

20日には、香港デモの激化を受けて、米下院で香港人権・民主主義法案が可決された。

トランプ米大統領がこの法案に署名すれば、米中関係が一気に悪化するとの懸念が広がっている。 

先行きの不確実性から、安全資産の金需要は高まっているようだ。

ABNアムロのアナリスト、ジョーゼット・ボーレ氏は「押し目買いを狙う買い手もおり、金価格の上昇期待も強いが、上昇しにくい状況が続けば、利益確定の売りが価格を押し下げるだろう」と指摘。

また、RJOフューチャーズのシニア市場ストラテジスト、ダニエル・パビロニス氏は「長期的には金の価格は上昇とみているが、一度大きな調整が入るかもしれない」と述べている。

安全資産とされる金は、経済的・政治的に不安定な時期に買われやすい。先行き不安が金価格を支える状況はまだ続きそうだが、目先の下げには注意が必要となりそうだ。


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