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米中協議一進一退 影響は金相場にも

2019.11.15 金

金価格下落 米中協議進展期待で

2019.11.15 gold

金価格は金曜日、小幅に下落。

NY金先物は、日本時間14時10分、前日終値より6.4ドル安い、1467.0ドルとなっている。

米政権から米中合意が近いとの発言があったことで、市場はリスクオンに傾き、金は売られたようだ。

一方で、先行きへの警戒は依然として強く、金価格の支えとなっているとみられる。

米中協議一進一退 影響は金相場にも

金価格は米中協議の進展期待で下げ、期待の後退で上げる値動きが続いている。

13日には、ウォールストリート・ジャーナルが、中国は米国産農産物の購入をめぐり、米国のみ利益を得る一方的な合意には応じない考えを示した、と伝えた。

米中貿易協議の行き詰まりが意識され、金価格は上昇。

ハイリッジ・フューチャーズのデビッド・メガー氏は「農産物の輸入をめぐり、『第1段階』の合意について、懸念が広がっている」と述べている。

一方、ラリー・クドロー米大統領国家経済会議委員長は14日、米国は中国との貿易協定合意に近づいている、と発言。米中協議の進展期待が再び盛り上がり、金価格には下押し圧力がかかったようだ。

金価格は米中貿易戦争の激化に伴って上昇し、年初より約14%高い水準となっているものの、足元では米中貿易協議の進展期待を受けて、下げやすくなっているようだ。

ただ、先行きの不確実性は依然として高く、金価格の強いサポートとなっているとみられる。

最近の経済指標にも弱さが見られる。14日発表の、10月の中国小売売上高や工業生産は予想を下回り、ドイツの7-9月期GDPは、マイナス成長こそ回避したものの、前期比+0.1%と低い伸び率となった。

オーストラリア・ニュージーランド銀行のチーフエコノミスト、楊宇霆氏は「今回のデータは、景気が減速しているとの見方をさらに裏付けた」と指摘している。

経済指標の弱さも、金価格の支えとなっているようだ。

今後もすぐに米中貿易協定の完全合意に至るとは考えにくい。また、ここまで下押しされてきた、世界経済の回復にも時間がかかるとみられ、金価格は一定のサポートを受け続けることになりそうだ。


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