米中協議がポイントに? 供給減少懸念も 

米中協議がポイントに? 供給減少懸念も 

原油価格反発 2か月ぶり安値圏で

2019.10.4 oil

原油価格は金曜日、小幅に反発。

WTI原油先物は、日本時間12時28分、前日終値より18セント高い、52.63ドルとなっている。

世界景気の減速で原油需要が減少するとの懸念から、原油価格に強い下落圧力がかかっているようだ。

また、サウジアラビアの産油能力が完全に復旧したことも、原油価格の弱材料となったとみられる。

米中協議がポイントに? 供給減少懸念も 

米中貿易戦争の長期化で、いよいよ世界景気が後退局面入りするのでは、との警戒感が広がっている。

3日発表された、ISM米非農業部門PMIと同雇用データが予想を下回ったことで、世界景気の減速懸念が強まり、原油需要にも影響が出るとの懸念から、原油市場では売りが優勢となっているようだ。

アクシトレーダーのアジア太平洋市場ストラテジスト、スティーブン・イネス氏は「石油需要に対する懸念は増大しており、来週予定されている米中協議が重要な材料となりそうだ」と述べている。

一方、米シェールオイル生産量やリグ稼働数の減少が、原油価格の支えとなりそうだ。

オーストラリア・ニュージーランド銀行(ANZ)は4日のレポートで「米のリグ稼働数の減少が数か月続き、シェールオイルの増産ペースも日量15万バレルから5万バレルまで下がっている」と指摘。

OPECの2019年末の米産油量予想も、1月月報では1314万バレルだったが、9月月報では1285万バレルまで下方修正されている。

ANZは、この傾向が2020年も続くと予想しており、米産油量は思ったほど伸びない可能性が出てきた。

また、ベネズエラの輸出用原油の処理施設が今週、完全に停止したと伝えられている。

ロイターによると、ベネズエラの9月の原油輸出量は84.5万バレルとなっているが、ここからさらに 減少することになりそうだ。

市場では需要減による供給過剰が強く意識されているとみられるが、供給が予想以上に減少した場合、需給はひっ迫に向かうと考えられる。


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