金は弱気相場へ? くすぶる先行き不安

金は弱気相場へ? くすぶる先行き不安

金価格下落 米中懸念が後退

2019.9.30 gold

金価格は月曜日、小幅に下落。

NY金先物は、日本時間13時23分、前週終値より7.9ドル安い、1498.5ドルとなっている。

米中貿易戦争激化の懸念がやや和らいだことでドルが上昇し、金価格に下落圧力がかかったようだ。

一方、ブレグジットや、中東の地政学リスクに対する懸念が、金価格を支えているとみられる。

金は弱気相場へ? くすぶる先行き不安

中国の王受文 商務省次官は29日、2週間後に予定されている米中貿易協議を前に、米中の貿易摩擦が「冷静で理性的な態度で」解決されることを望んでいる、と発言した。

また、ブルームバーグは28日、米財務省職員の発言として、現時点で、米株式市場における中国企業の上場廃止予定はない、と伝えた。

27日には、対中投資の制限の一環として、米政府が米証券取引所における中国企業の上場を廃止する 方向で動いていると報じられ、米中貿易戦争の激化が懸念されていた。

同日には、フィラデルフィア連銀のパトリック・ハーカー総裁が9月の利下げを支持しなかったことを表明し、FRBは現状金利を維持するべきとの考えを示した。

利下げ可能性の低下も、金価格の下押し材料となったようだ。

一方、ジョンソン英首相は29日、英国のEU離脱について、EUとの合意に失敗したとしても首相を辞任することはないと発言し、10月31日の離脱を実現することを強く主張した。

また、サウジアラビア皇太子は29日、国際社会が協力してイランを止めなければ、原油価格は「想像を絶する高値」まで暴騰する可能性があると発言した。

CFTCが27日に発表した、24日時点の投機筋によるNY金先物買い越し幅は、前週比約2.98万枚拡大し、年初来最大の水準に達している。

米国がらみの情報に注目が集まりやすいが、欧州や中東のリスクにも気を配る必要がありそうだ。


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