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原油は調整後の上昇局面入り?

原油先物市場 概況(2019年9月16日~20日)

2019.9.23 oil

WTI原油先物は20日、前週比3.24ドル(5.91%)高い、58.09ドルで取引を終えた。

14日、国営石油会社サウジアラムコの石油施設に対する攻撃で、サウジの産油量が約半分に減少したと報じられ、原油価格は急騰。WTI原油先物価格は一時63ドルを超えた。

17日には、攻撃を受けた石油施設の生産が今月中に回復するとの見通しをサウジが示したことで、原油価格は反落したが、地政学リスクの高まりを受け、前週より一段高い水準で推移している。

一方、ベイカー・ヒューズ社発表の米リグ稼働数は、前週比14基減の719基となった。米産油量の先行指標とされるこのリグ稼働数は、9か月連続で減少傾向が続いている。

また、EIAは2019年の米産油量見通しを下方修正したと発表し、原油の供給過剰懸念も後退している。

rig 2019.9.23

今週の原油価格見通し

サウジの石油施設攻撃の影響が徐々に明らかになってきている。サウジアラムコは少なくとも4顧客に対し、納期の遅れを連絡しており、JXTGにも油種変更の打診があったと報じられている。

また、サウジアラムコは、主要顧客への原油輸出量を維持するため、原油備蓄を取り崩すことにも言及している。サウジアラビアの原油備蓄は近年減少してきており、全輸出量のおよそ18日分をカバーできる程度とされている。

もし攻撃を受けた施設の復旧が遅れるようであれば、供給途絶懸念が再燃し、原油価格がまた急騰する可能性も出てくる。

weekly oil 2019.9.23②

週足チャートでは、今年4月23日の高値(66.6ドル)からの調整局面が終了し、上昇に転じるタイミングが近づいたようだ。週の終値が59.63ドルを超えて来れば、66.6ドルを目指す展開になりそうだ。

注目の経済指標(9月23日~28日)

* 9月23日(月) マークイットPMI

* 9月24日(火) API米週間原油在庫統計、米CB消費者信頼感指数

* 9月25日(水) EIA米週間石油統計

* 9月26日(木) 米GDP前期比

* 9月28日(土) 米オイルリグ稼働数、CFTC 原油先物 週間投機筋ポジション


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