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サウジ石油施設攻撃 くすぶる供給途絶リスク

2019.9.18 原油

原油価格横ばい 先週より一段高で

2019.9.18 oil

原油価格は水曜日、小幅に下落。

WTI原油先物は、日本時間12時11分、前日終値より51セント安い、58.83ドルとなっている。

14日にサウジアラビアの石油施設が無人機による攻撃を受けたことで、原油価格は急騰。

その後、影響は一時的との見方が広がったが、原油は先週終値より7%以上高い水準で推移している。

サウジ石油施設攻撃 くすぶる供給途絶リスク

サウジのアブドゥルアジズ エネルギー大臣は14日、国営石油会社サウジアラムコの、石油施設に対する無人機の攻撃によって、日量570万バレル分の生産が減少したと発表。

これはサウジの生産量のおよそ半分、世界の石油供給の5%以上に相当する量だ。

突然の供給リスクに、WTI原油価格は月曜日、前週末比で15%近く上昇した。

17日には、アブドゥルアジズ大臣が月内の生産回復見通しを発表。原油市場はやや落ち着いたものの、早期の生産回復は難しいとの見方もある。

プライス・フューチャーズ・グループのフィル・フリン氏は「サウジは、少なくとも4顧客に、納期の遅れを通達しており、今後フォース・マジュールを宣言する可能性もある」と述べている。

また、今回の攻撃について、イエメンの親イラン武装組織「フーシ」が無人機10機でサウジへの攻撃を実施したと発表しているが、米国はイランが直接関与した可能性を指摘している。

一方、イランは関与を否定しており、米・イランの緊張もさらに高まりそうだ。

BNPパリバのハリー・チリンギリアン氏は「サウジの石油供給網には脆弱性があり、同じような攻撃が繰り返される可能性がある。原油価格に地政学リスクが上乗せされることになるだろう」と指摘。

今回の攻撃で、原油市場では中東からの原油供給が途絶するリスクがあらためて意識されており、今後しばらくは原油価格を支える要因となりそうだ。


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