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利下げ観測後退 金に下げ圧力

2019.8.23 金

金価格下落 FRB議長講演に注目

2019.8.23 gold

金価格は金曜日、小幅に下落。

NY金先物は、日本時間13時29分、前週終値より4.7ドル安い、1503.8ドルとなっている。

米連銀総裁が22日、相次いで追加利下げに消極的な姿勢を示したことが、金価格を押し下げたようだ。

ただ、FRB議長が23日の講演で利下げに言及するとの見方もあり、下げ幅は限定的とみられる。

利下げ観測後退 金に下げ圧力

米カンザスシティー連銀のジョージ総裁とフィラデルフィア連銀のハーカー総裁は22日、現時点で追加利下げは必要ないとの見方を示した。

これを受けて利下げ観測が後退。利下げ期待から上昇していた金価格に下押し圧力がかかったようだ。

CMEフェドウォッチでは、23日13時時点で、9月の利下げ可能性が88.8%まで低下している。

ただ、パウエルFRB議長の発言を待って判断したいとの思惑もあるようだ。ブルームバーグによると、市場はFRBが少なくとも1回の追加利下げを行う可能性が高いとみているようだ。

パウエル議長は、米ジャクソンホールで開かれている経済シンポジウムで、日本時間で23日の23時から講演する予定となっている。

一方、米国債市場では、2年債利回りと10年債利回りが再び逆転する場面があった。先週水曜日には、リーマンショック前以来となる逆イールドが話題になったばかり。

短期利回りと長期利回りが逆転する逆イールドは、過去の金融危機前にもみられた現象だ。今後、景気後退懸念がさらに高まれば、安全資産の金価格には上昇圧力がかかりやすくなるとみられる。

また、ロイターによると、中国が金の輸入制限を一部撤廃したようだ。中国は今年5月から、およそ300~500トン(150~250億ドル)の金輸入を差し止めていたが、この規制を緩めるとみられる。

中国は金準備を増やしており、今後さらに金需要が高まれば、金価格の強い支えとなりそうだ。


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