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高まる米中の緊張感 ドル需要高で金は反落

金先物 日足

NY金先物は21日の終値は、前日比-30.2ドルの1721.9ドルと大幅に反落した。

中国では本日より、新型コロナウイルスで延期されていた「全人代」が開催される。議題の一つとして、香港への国家安全法導入が審議され、この法案により中国が香港の支配を強化し、香港市民の自由が更に損なわれるとの懸念が出ている。

トランプ米大統領は、中国政府による香港への圧力に対し「私達は極めて強力に対処する」と述べ、中国をけん制。米上院では制裁法案を準備しており、米中の緊張をより一層高める要因となっている。

米中対立の激化が懸念されると、本来は金相場の上昇要因となる傾向があるが、ドルが買われたことでドル建てである金は弱含んだ。

HISマークイットは21日、5月の米総合購買担当者景気指数(PMI)速報値を公表。結果は36.4と統計以来最低だった4月の27.0から改善した。また、米フィラデルフィア連邦準備銀行は5月の製造業景況指数を発表し、マイナス43.1と依然低水準であったが、前月からは13.5ポイント上昇した。

これらの米経済指標の改善がリスク回避の後退につながり、安全資産の金は売られる動きとなった。

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sasaki

さくらインベスト ディーリング部所属アナリスト。現役トレーダーとして日々相場と向き合っている。チャート分析力に定評あり。

 

 

 

 

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