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サウジアラビア追加減産も 市場には評価されず

サウジアラビアの エネルギー省は11日 、国営の石油会社サウジアラムコに、6月の産油量を日量約100万バレル追加減産するよう指示したことを明らかにした。

これにより、6月のサウジの産油量は、4月の水準から約40%少ない、日量約750万バレルまで減少する見通しとなった。

サウジの自主的な減産に呼応し、クウェートは日量8万バレル、アラブ首長国連邦(UAE)は日量10万バレルの追加減産を6月から実施することを表明した。

しかし、追加減産の発表にも関わらず、原油価格はほとんど反応していない。

原油価格の下押し要因の一つは、増え続けている原油在庫だろう。

すでに積みあがった原油在庫が、需給が落ち込む中、簡単に解消に向かうとは考えらづらい。

WTI原油先物価格 7月限チャート

表示しているインジケーターは5・25日移動平均線だが、5/12 12:30現在、原油価格は25.20ドル付近で、5・25日移動平均線にはさまれる形で推移している。

原油価格が5日移動平均線を割り込み、投資家が意識している23.40ドルの水準も割り込めば、決済売りや下落を狙った空売りが集中してもおかしくはない。

減産は、原油需給のバランスにある程度は貢献するとみられるが、一方で産油国の生産余力が高まり、上値を押さえるという見方もできる。

原油価格は、当面は上値が抑えられて下落する可能性が高いものの、20ドルを割り込むとは思わない。これから相場に入るなら、押し目を待っての買いだろう。

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tagashira

さくらインベストディーリング部所属アナリスト。金融商品全般に精通し、顧客の方向けのレポートも担当している。プライベートでは株式投資に没頭中。                                       ✿記事更新をTwitterでお知らせしています!

 

 

 

 

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