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原油相場は続落 需要減退懸念強まる

27日の原油先物は、前週末比-1.05ドルの53.14ドルでクローズした。

WTI原油先物チャート 日足

新型コロナウイルスの感染拡大により、エネルギー需要が減退するとの懸念が強まり、5日続落した。

年初、米イランの緊張で65ドル代までの上昇を見せていたが、その水準から2割も下げる状況となっており、株価以上に新型肺炎を悲観視されている。

感染源である中国・武漢市などの15都市は全面封鎖や一部封鎖されており、中国の団体旅行は禁止され、住民の移動制限措置は拡大している。

中国は、米国に次ぐ石油の消費大国で、原油輸入量は世界最大である。

輸送燃料の需要が落ち込むことを嫌気され、原油相場も大幅安となっている。

新型コロナウイルスの拡大は、2002年~2003年に発生したサーズ(SARS)を意識されており、当時はWHOによる終息宣言と市況の立ち直りに半年程度の時間を要したことから、今回も短期収束とはいかない情勢だと考えられている。

一方、ロイター通信によると、サウジアラビアのアブドルアジズ・エネルギー相は27日、新型コロナウイルスによる世界原油需要への影響は「極めて限定的だ」とした。

また、石油輸出国機構(OPEC)の関係筋によれば、3月には加盟国と非加盟国が構成するOPECプラス加盟国が市況について話し合い、市場の均衡を保つための選択肢を協議するとしている。

また、新型コロナウイルスの感染拡大が原油需要に影響した場合、必要に応じて追加減産も検討しているという。 これを受け、買い戻しの動きが見られたが限定的となっている。

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sasaki

さくらインベスト ディーリング部所属アナリスト。現役トレーダーとして日々相場と向き合っている。チャート分析力に定評あり。

 

 

 

 

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