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重要イベントを控え 方向感は定まらず

金は9日、先週末の終値からほぼ変わらず、1464.1ドルでオープンした。昨日は目立った材料も乏しく、大きな動きも見られなかった。

先週金曜日の大幅な下落から少し戻し、1464.9ドルでクローズした。

今日から明日にかけて米公開市場委員会(FOMC)が行われる。先週末の雇用統計の、予想を大幅に上回る結果を受けて、政策金利は据え置きされることが確実視されている。

12日には欧州中央銀行(ECB)での政策金利が発表される。新総裁がラガルド氏になり初めての会合で、発言にも注目されている。

また、米中通商協議の追加関税の期限が15日となっている。

今回焦点となるのが一般消費財で、クリスマス商戦に直結するため、米国は合意には前向きな姿勢を見せると考えられている。

政策金利の据え置きや、米中通商協議の部分合意に進めば、更に金の売り圧力が強まるだろう。

他にもトランプ大統領に関する弾劾審議の継続や、イギリス総選挙など、今週は重要なイベントが控えており、注視していく展開となりそうだ。

週足を見ると、先週は大きな上髭を付けた陽線を付けており、上値の重さを物語っている。

NY金先物チャート 週足

9月上旬から徐々に高値を切り下げており、1450ドル付近のサポートも下抜ければ、下落トレンドが継続と見られるだろう。

前回価格が滞留していた1420ドル付近まで下がる可能性もある。

一方、先週末に雇用統計を受けて急進したダウは、今週は利益確定売りに押される展開で始まり、約100ドルの反落。

NYダウ平均 日足

節目としては28,000ドルがかなり意識されており、28,000ドルを越えると何度も抑えられているのが見られる。

ここから下落に転じる流れになれば、金相場に資金が集まると考えられるため、金価格の上昇に期待できる。

しかし、重要イベントや指標を受け、年末を控えたダウ平均の更なる高値更新も十分考えられる。28,000ドルの攻防にも注目が集まるところだ。

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sasaki

さくらインベスト ディーリング部所属アナリスト。現役トレーダーとして日々相場と向き合っている。チャート分析力に定評あり。

 

 

 

 

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