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ウィークリーレポート 2021.3.22


金は反転も上値重く

金先物市場 概況と見通し

NY金先物は19日、前週比21.9ドル(1.27%)高い、1,741.7ドルで取引を終えました。

先週のFOMC後には、FRBが緩和的金融政策を当面維持すると表明したことでドルが軟化し、金価格は一時1750ドルを超えましたが、米国債利回りが高止まりしたことが、金価格の下押し材料となったようです。

一方で、1.9兆ドル規模の米追加経済対策が成立したことで、インフレ懸念がやや強まり、金のインフレヘッジ需要もやや高まったことで、金価格は支えられたようです。

今週も、米国債利回りやドル指数の動き、物価関連の指標に注目が集まりそうです。

NY金先物 チャート分析(週足)

先週の週足チャートは、2週連続で陽線で引けましたが、値位置は弱気を維持しています。新たな材料がなければ、目先は引き続き弱そうです。ただ、ストキャスティクス%Kが%Dを上抜き、MACDも横ばいに近づいてきましたので、下げ止まり・反転の可能性が強まったようにも見えます。引き続き、価格は転換線を下離れていますので、転換線付近までの戻しは十分考えられそうです。

今週の目安としては、雲の下限1,767.7ドル付近、転換線の1776.1ドル付近が、強い上値抵抗となりそうです。ここを上抜けた場合は、基準線の1819.7ドル付近まで上昇する可能性もありそうです。一方、ボリンジャーバンド-2σの1693.6ドル付近が下値サポートとなりそうですが、ここを下抜けた場合は一段安となることも考えられます。


原油は天井打ちか調整か

原油先物市場 概況と見通し

WTI原油先物は19日、前週比4.17ドル(6.36%)安い、61.44ドルで取引を終えました。

新型コロナ感染拡大を受けて、欧州で再びロックダウン等の措置が導入されたことで、原油需要の回復が予想よりも遅れるとの見方が広がり、原油価格は押し下げられたようです。

また、5月以降のOPEC+減産幅が縮小されるとの見通しも、原油価格の重石となったとみられます。

一方、先週末には再びフーシによるサウジ製油所への攻撃、その報復とみられるフーシ拠点への空爆も伝えられており、今週は地政学リスクの高まりにも注意が必要となりそうです。

WTI原油先物 チャート分析(週足)

先週の週足チャートは6%超の大幅下落となりましたが、終値は転換線・基準線を上離れたまま、値位置は強気を維持しています。現時点ではまだ調整の範囲内と言えそうですが、転換線を下抜けてくると、弱気転換の可能性も出てきます。また、ストキャスティクスが80%を割り込んできましたので、目先の下げには注意が必要となりそうです。

今週は、ボリンジャー+1σの60.80ドル、転換線の59.81ドルが、下値サポートライン及び調整下げの目安となりそうです。ここを下抜けた場合は200週移動平均の52.04ドル、基準線の50.81ドル付近までの下げもあるかもしれません。一方で、先週の実体の中心63.5ドルを超えてきた場合は、上昇継続の可能性が高まりそうです。


白金はもみ合い続く?

NY白金先物市場 概況と見通し

NY白金先物は19日、前週比0.2ドル(0.02%)安い、1,200.1ドルで取引を終えました。

排ガス規制の強化や、水素市場拡大への期待から、排ガス浄化触媒や燃料電池触媒として使用される白金価格は買い支えられる一方、ドル指数の上昇傾向や、新型コロナの感染再拡大による景気回復の遅れへの懸念が、白金価格の重石となったようです。

NY白金先物 チャート分析(週足)

先週の週足チャートは、上下にヒゲの長い陰線で引けました。終値は転換線付近で支えられ、値位置は強気を維持していますが、上昇の勢いは弱まっているようです。MACDがシグナルを下抜けてきますと、一段安となるかもしれません。今週は、ボリンジャーバンド-1σの1165.0ドルが下値サポート、+1σの1227.8ドルが上値抵抗となり、転換線1201ドル付近での値動きが予測されます。


注目の経済指標、イベント(3月22日~3月27日)

* 3月22日(月) 欧1月経常収支、米2月中古住宅販売件数

* 3月23日(火) 米USDA輸出検証高、英2月雇用統計、米10-12月期経常収支、米2月新築住宅販売件数

* 3月24日(水) 英2月CPI、欧3月PMI、米2月耐久財受注、EIA米原油在庫統計

* 3月25日(木) 米新規失業保険申請件数、米10-12月期実質GDP、米USDA輸出成約高

* 3月26日(金) 独3月Ifo景況感指数、米2月PCEデフレータ―、米3月ミシガン大学消費者信頼感指数

* 3月27日(土) 米オイルリグ稼働数、CFTC週間投機筋ポジション



☛ 参考:🔰テクニカル分析基礎


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