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原油価格はまだ上がる?


原油価格が上昇中!

原油価格は、11月初旬に一時33ドル台をつけた後、新型コロナワクチン普及への期待などから、上昇傾向を続けています。

WTI原油先物(日足) 

株価などが高値を更新する中、原油は新型コロナ感染拡大による燃料需要の減少などの影響を強く受け、年初の価格水準(約62ドル)までなかなか戻せずにいましたが、ようやく本格的な回復が始まったように見えます。

☛ ワクチン・OPEC+減産・再生可能エネルギー転換などの影響

世界経済がコロナショックから立ち直る見通しが立ってくれば、原油価格も、少なくとも年初の水準までは戻してきそうです。

特に、アジアの原油需要の増加が、原油価格を押し上げる要因となってきそうです。


中国の原油需要

2020年の原油需要回復を牽引してきたのは、中国です。

中国では、原油安を利用して石油備蓄を増やすとともに、各地の製油所などが積極的に「バーゲンハント」を行ったようです。

今年はすでに最大貯蔵量まで原油を購入したとみられますが、まだ中国の原油輸入は続いていますので、国内の石油製品需要が高まっていることがうかがえます。

実際、中国の11月の製油量は、前年比3.2%増の日量1420万バレルに達し、10月に記録した過去最高量を更新しています。

同国では製油能力の増強も進められているようです。昨年は日量約100万バレル、今年も同140万バレルの規模拡大を行っており、近く米国の製油能力を超えるとも言われています。

国家が進める気候変動対策と矛盾するようにも感じますが、過渡期に必要最低限な設備、ということなのかもしれません。少なくとも、数年で中国の原油輸入がゼロになるようなことはなさそうですね(^-^;


インドの原油需要

ブルームバーグは今週、中国とインドの製油所による原油購入量が前月を上回ったと伝え、これが原油価格上昇の一因となったとみられています。

インドでは、新型コロナの感染リスクを避けるため、公共交通機関を避け、自家用車を利用する人が大きく増えたため、ガソリン需要が急増しています。

旺盛なガソリン需要を受けて、インドの国営製油所はフル稼働しているようです。これが、インドの原油需要が増加している要因となっているとみられます。

インドのモディ首相は先月、同国の製油能力を5年で2倍に増やす計画を発表しました。もともとは10年かけて2倍に増やす計画でしたが、国内の需要の急増により、政策変更を余儀なくされたようです。

現在のインドの製油能力は日量500万バレル程度とみられます。計画が予定通り進めば、数年後には、インドは中国に並ぶ原油輸入国になっているかもしれませんね(゜o゜)!

✿✿✿✿✿

OECDが12月1日に発表した世界経済見通しでは、2021年の世界の経済成長率4.2%に対して、中国は8.0%、インドは7.9%の成長率が予測されています。

来年の原油需要は、この2国が牽引する形になりそうです。旺盛な原油需要が続けば、原油価格にもまだまだ上値余地が出てきそうです(*^^)v


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