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ウィークリーレポート 2020.12.7


金は反転上昇の兆し!?

金先物市場 概況と見通し

NY金先物は4日、前週比51.9ドル(2.9%)高い、1840.0ドルで取引を終えました。

前週には、新型コロナワクチン実用化への期待を受けて金の安全資産需要は弱まり、金価格は4%超下げましたが、ドル指数の低下などを受けて、先週はやや戻しました。

また、新型コロナウイルス感染拡大による経済の回復の遅れが懸念されるとともに、経済を支えるための追加経済対策への期待が高まり、金のインフレヘッジ需要が再び高まりつつあるようです。

今週は、米国の追加経済対策に向けた協議が進展するのか、また、10日のECB定例理事会で、新たな新型コロナ対策の枠組みの検討や、ユーロ高のけん制があるのかが注目されます。

NY金先物 チャート分析(週足)

先週の週足チャートは、やや実体の大きい陽線で引けていますが、値位置は転換線の下で、引き続き弱気となっています。一方、ストキャスティクスは20%以下の売られすぎ水準から上向きに転じましたので、今後、金は買われやすくなってきそうです。今週の目安としては、転換線の1866.7ドル、基準線の1897.7ドルが上値抵抗となりそうです。ここを上抜けた場合は、エリオット波動のインパルスパターン第4波が終了し、本格的に仕上げの第5波に入っていく可能性が高まりそうです。

☛ 参考:エリオット波動で見る金価格


原油は上昇継続なるか!?

原油先物市場 概況と見通し

WTI原油先物は4日、前週比0.73ドル(1.60%)高い、46.26ドルで取引を終えました。

先週3日に延期されたOPEC+会合では、2021年3月まで現在の減産幅(日量770万バレル)の維持を決定することが期待されていましたが、協議が難航。結局、2021年1月は日量50万バレルの減産幅縮小(増産)とし、その後は市場の状況を見ながら減産幅を調整する形で、なんとか合意に至ったようです。

OPEC+による生産増が最小限に抑えられたことに加え、新型コロナワクチンの実用化などを受けて原油需要の回復が期待されていることもあり、原油価格の下押し圧力も最小限となったようです。

一方で、新型コロナ感染者数の増加や、ワクチン普及の遅れへの懸念もあり、原油価格は上値が重くなっているとみられます。

WTI原油先物 チャート分析(週足)

先週の週足チャートは、転換線・基準線を上回ったまま、陽線で引けました。値位置はやや強気に傾いています。ストキャスティクスは80%以上に上昇してきており、買い勢力の強さがうかがえます。今週の目安としては、転換線・基準線の重なる40.16ドルが強いサポートとなりそうです。また、先週の高値46.68ドルを超えてくれば、200週移動平均の51.29ドルを目指す形になっていきそうです。


シルバーは強気相場へ!?

銀先物市場 概況と見通し

WTI原油先物は4日、前週比1.70ドル(7.54%)高い、24.255ドルで取引を終えました。

金価格の上昇が銀価格の上昇につながっている一方、新型コロナワクチンの実用化による景気回復期待を受けて、工業用需要の割合が多い銀価格の上昇率が、金よりも大きくなったと考えられます。

基本的には金の値動きを見つつ、景気の先行きに影響を及ぼす材料に注目しておく必要がありそうです。

NY銀先物 チャート分析(週足)

先週の週足チャートは、終値が転換線を上回り、大陽線で引けました。値位置は強気に傾いていますので、ストキャスティクスが本格的に上向くかどうかがポイントとなりそうです。今週の目安としては、転換線の25.070ドル、基準線の23.465ドルが下値目安、抵抗帯の下限25.185ドル付近が上値抵抗として意識されそうです。


注目の経済指標、イベント(12月7日~12月12日)

✿12月7日(月) 中11月貿易収支

✿12月8日(火) 米USDA輸出検証高、独12月ZEW景況感指数、ユーロ圏7-9月期実質GDP

✿12月9日(水) 中11月CPI/PPI、加12月政策金利、米MBA住宅ローン申請件数

✿12月10日(木) EIA原油在庫統計、ECB12月政策金利、米新規失業保険申請件数、米USDA輸出成約高、米11月CPI

✿12月11日(金) 米USDA需給報告、米11月PPI、米12月ミシガン大学消費者信頼感指数

✿12月12日(土) 米オイルリグ稼働数、CFTC週間投機筋ポジション


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