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原油は上抜けるか? アラムコIPOにも注目

weekly oil

原油先物市場 概況(2019年11月11日~11月15日)

weekly oil 2019.11.18
WTI原油先物期先チャート 1時間足

WTI原油先物は15日、前週比0.48ドル(0.84%)高い、57.72ドルで取引を終えた。

米中貿易協議の進展期待から原油需要の減少懸念が和らぎ、原油相場も強気に傾いている。

15日には、ウィルバー・ロス米商務長官が、米中貿易協定「第1段階」の最終合意は「ほぼ確実」と 述べたことで、原油価格は押し上げられた。

同日に発表された、先週の米オイルリグ稼働数が、前週比10基減と4週連続での減少となったことも、原油価格の支えとなったようだ。

一方、13日にAPIが発表した米原油在庫は前週比54.1万バレルの減少となったが、翌日にEIAが発表した米原油在庫は、前週比220万バレル増となり、原油価格も在庫データの増減に大きく反応した。

weekly rig count 2019.11.18

今週の原油価格見通し

米中貿易協定の第1段階合意について楽観的な見方が広がり、原油価格も上昇しやすい地合となって いるようだ。

ただ、米中貿易協議をめぐっては、なお不確実性が残る。

トランプ米大統領は12日の演説で「合意できなければ大幅に関税を上げる」と発言し、中国は、米国産農産物の購入について数値目標を盛り込むことに難色を示している。

米中貿易協議の行き詰まりが意識される材料が出て来れば、原油価格も下押しされる可能性がある。

一方で、サウジアラムコの新規株式公開(IPO)に関する情報にも注目が集まりそうだ。

サウジアラムコの国内市場へのIPO価格は12月5日に決定され、12月11日に取引開始となる見込みで、それまでに原油価格を上げようとする動きがあるかもしれない。

weekly oil 2019.11.18②
WTI原油先物期先チャート 日足

先週の週足チャートは基準線・転換線を上回って引けた。今週は雲の中からスタートしており、大きな材料がなければ、雲の上限59.63ドルと雲の下限57.15ドルの間での値動きとなりそうだ。また、200週移動平均の59.04ドルは強い抵抗となる可能性がある。

一方日足チャートでは、価格が雲を上抜け、変則的ではあるが3役好転となった。今週は、雲の上限 56.95ドル-57.19ドルが支えとなる一方、ここを下回ると再びもみ合い相場へ戻ることになりそうだ。

注目の経済指標(11月18日~11月23日)

* 11月20日(水) API米週間石油統計

* 11月21日(木) EIA米週間石油統計、米11月フィラデルフィア連銀景況指数

* 11月22日(金) ユーロ圏11月PMI

* 11月23日(土) ベイカー・ヒューズ社 米オイルリグ稼働数、CFTC 原油先物 週間投機筋ポジション


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