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CFTC投機筋ポジションと商品価格との関係は?

CFTC投機筋ポジションとは

米国の商品先物取引委員会(CFTC)が、毎週金曜日に発表している、投機筋や当業者などのポジションデータの一部です。

投機筋のポジションが買い越しであればプラスの値に、売り越しであればマイナスの値になっています。

商品によって影響度合いは異なりますが、買い越し幅の拡大は価格の上昇要因に、買い越し幅の縮小・売り越し幅の拡大は下落要因になる傾向があります。

では、どの商品価格が、投機筋ポジションの影響を受けやすいのでしょうか。


投機筋ポジション買い越し幅と、価格水準の相関係数

一つの目安として、投機筋ポジションの買い越し幅と、同週末の価格水準の相関係数を比べてみたいと思います。

相関係数とは、2つのデータの関係の強弱を表す数値で、-1~1の値となります。相関係数が-1だと完全な逆相関関係、+1だと完全な相関関係にあるといえます。おおよその相関の強さは、以下の通りです。

投機筋ポジションの買い越し幅が大きいほど価格水準が高く、買い越し幅が小さいほど(あるいは売り越し幅が大きいほど)価格水準が低くなる傾向のある商品は、相関係数が高くなると考えられます。


コモディティ銘柄の相関係数ランキング


2018年以降の投機筋ポジションの買い越し幅と価格水準の相関関係を見ると、最も強い相関関係があったのは、コーンでした。

2位砂糖、3位ココア、4位大豆、5位コーヒーと、農作物が続きます。小麦・天然ガスは相関関係がほぼなし、原油・パラジウムは負の相関関係が見られる、という結果でした。

単年で見ますと、2022年は天然ガス以外は、投機筋ポジションと価格には正の相関関係が見られました。また、2023年は、4月時点で大豆・天然ガス以外には、正の相関関係が見られます。

相関係数が高い商品は、相場を考える際の材料として、投機筋のポジション取りの動向が、有効に使えそうです。

長期的にも短期的にも、投機筋ポジションとの相関関係が弱い天然ガスは、少し特殊な相場と言えるかもしれません。

他の商品では、投機筋のポジション取りは、買い(long)増+売り(short)減/売り増+買い減の組み合わせか、買い/売りのどちらかが大きく増減する場合が多くなっています。


一方、天然ガスは、投機筋の買いポジションと売りポジションの増減が一致することが多くなっています。



特に2020年以降はその傾向が強く出ています。最近の天然ガス相場は、投機筋にとっても読みづらく、どちらかのポジションに大きく傾けるのが難しい相場なのかもしれません。


注意点

相関係数は、相場環境などの変化で、同じ商品でも期間によって大きく異なります。例えば、1年ごとに見てみると、金の相関係数は、2020年に大きく低下していました。

ですので、あくまでもデータの1つとして、ご参考にして頂ければ幸いです。




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