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ウィークリーレポート 2021.6.28


金は引き続き上値重く

金先物市場 概況と見通し

NY金先物は25日、前週比8.8ドル(0.50%)高い、1,777.8ドルで取引を終えました。

先週の大幅な下落を受け、FRBの動向に注目が集まりましたが、FOMC時以上にタカ派寄りの発言はなく、金相場も下げ止まった感が出ています。

25日発表されたPCEデフレータ―は、前月から伸び幅を拡大しましたが、市場予想と一致したため、金相場への影響も限定的となったようです。

今週は米雇用統計の発表があり、注目されます。また、インフレ懸念の動向やFRB理事のコメントなどに変化があれば、引き続き金相場も敏感に反応する可能性があります。

NY金先物 チャート分析(週足)

先週の週足チャートは、転換線・基準線を下回ったまま、雲の下限付近で推移しました。値位置は弱気に傾いています。金と逆相関になりやすい米ドル指数や米国10年債利回りの週足チャートは、雲や200EMAの下にあり、上値が重くなりそうです。今週も、新たな材料がなければ、金相場は底堅いものの上値も重い状況が続きそうです。

今週の目安としては、雲の下限1,770.1ドル、ボリンジャーバンド-1σの1,726.5ドルが、下値サポートとなりそうです。一方で、基準線の1,817.9ドル、転換線の1,840.2ドルが、上値抵抗ラインとなりそうです。MACD・ストキャスティクスは下向きで、目先は弱い値動きが予測されます。





原油はOPEC+会合で動く!?

原油先物市場 概況と見通し

WTI原油先物は25日、前週比0.28ドル(3.87%)高い、74.33ドルで取引を終えました。

米原油在庫が大幅に減少するなど、堅調な需要回復が価格を押し上げているようです。また、OPEC+は8月以降も大幅な増産はしないとの見方が広がったことも、原油価格の支えとなっているとみられます。

また、イラン核合意をめぐっては、長期化観測が強まり、価格の下押し圧力も弱まっているようです。

今週は、1日のOPEC+会合に注目が集まりそうです。OPEC+は1月あたりの増産幅は50万バレルを超えないとの方針を掲げていますが、これ以上の増産となった場合は、価格が下押しされる可能性もあります。

WTI原油先物 チャート分析(週足)

先週の週足チャートも、前週と同じく転換線を上回ったまま、終値は転換線からさらに上放れて引けました。引き続き、値位置は強気を維持しています。ストキャスティクスは80%以上の水準で横ばい、MACDもシグナルからやや上に離れてきましたので、上昇継続となる可能性が高そうです。一方、今週も、転換線付近までの調整には注意しておく必要がありそうです。

今週の目安としては、ボリンジャーバンド+1σの69.68ドル付近、転換線の68.01ドル付近が、下値サポートラインとなりそうです。これで5週続伸となりますので、そろそろこのサポート辺りまでの調整はあってもおかしくないですが、上昇基調は継続となりそうです。





銅は米インフラ投資が支えに

NY銅先物市場 概況と見通し

NY銅先物は25日、前週比0.1350ドル(3.25%)高い、4.2920ドルで取引を終えました。

前週は、中国当局が国家備蓄を放出すると伝えられたことで大きく下げましたが、先週は米政権の1兆ドル規模のインフラ投資計画合意を受けて、需要増加期待から、銅価格は反発しました。

今週は、経済指標の結果を受け、景気回復期待が続くかどうかが、銅相場にも影響を与えそうです。

NY銅先物 チャート分析(週足)

先週の週足チャートは、基準線を上抜け、終値は転換線と基準線の間で引けました。上昇の勢いは衰えていますが、基準線で支えられて上昇再開する可能性もありそうです。一方、先週の陽線は前週の陰線実体の半値まで戻せておらず、反発力の弱さも感じられ、目先は上値が重くなるかもしれません。



注目の経済指標、イベント(6月28日~7月3日)

* 6月29日(火) 米USDA輸出検証高、USDA生育状況、日5月雇用統計、欧6月消費者信頼感指数、米6月CB消費者信頼感指数

* 6月30日(水) 中6月製造業PMI、英Q1実質GDP、欧6月HICP、米6月ADP雇用者数、米6月シカゴ購買部協会PMI、米5月中古住宅販売成約指数、米EIA原油在庫統計

* 7月1日(木) 中6月財新製造業PMI、欧5月雇用統計、米新規失業保険申請件数、米USDA輸出成約高、米6月ISM製造業景気指数

* 7月2日(金) 欧5月PPI、米5月貿易収支、米6月雇用統計、米5月耐久財受注

* 7月3日(土) 米オイルリグ稼働数、CFTC週間投機筋ポジション





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