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ウィークリーレポート 2021.5.31


金は1900ドル突破

金先物市場 概況と見通し

NY金先物は28日、前週比28.6ドル(1.52%)高い、1,905.3ドルで取引を終えました。

先週発表されたPCEデフレータ―は予想を上回る上昇となりましたが、FRBが「インフレは一時的」と強調していることもあり、株価などへの影響は小さくなったようです。

一方で、米株価が高値圏でとどまり、米長期金利やドル指数が停滞する中、引き続きリスクヘッジやインフレヘッジのための金買いが入りやすい状況が続いているようです。

今週も引き続き、金利やドルの動きには注意が必要です。また、今週は米雇用統計など重要な経済指標の結果で、景気回復期待が強まるのか弱まるのかも、金価格に影響する可能性がありそうです。

NY金先物 チャート分析(週足)

米ドル指数 週足チャート
米国10年債利回り 週足チャート

先週の週足チャートは、一目均衡表の雲を上抜けてきました。値位置は先週からさらに強気に傾いていると言えそうです。ストキャスティクス、MACDも、買い優勢を示唆する形となっています。また、引き続き米ドル指数の週足チャートもまだ弱く、米10年債利回りの週足チャートは上値を抑えられて推移しそうですので、金価格は上に動きやすい状況が続きそうです。

今週の目安としては、雲の上限1882.2ドル、基準線1,817.9ドルが下値サポートとなりそうです。ここを下抜けた場合は、下げの勢いが強まる可能性もありますが、転換線が基準線をしっかり上抜ければ、好転が3つそろいますので、さらに上昇の勢いが強まってくるかもしれません。



原油はOPEC+会合に注目

原油先物市場 概況と見通し

WTI原油先物は28日、前週比2.74ドル(4.31%)高い、66.32ドルで取引を終えました。

引き続き、米国のイラン核合意復帰に向けた協議の進展が伝えられ、イランからの原油輸出が再開されて原油供給量が増加するとの観測が、原油の上値を抑えているとみられます。

一方で、欧米の景気回復による原油需要の増加期待が、原油価格の支えとなっているようです。

今週はOPEC+の会合が予定されています。8月以降の減産幅や、現在は減産を免除されているイランへの対応について何らかの決定がされれば、原油価格も大きく反応する可能性が高そうです。

WTI原油先物 チャート分析(週足)

先週の週足チャートは転換線付近から始まり、終値は転換線をやや上放れて引けました。引き続き、値位置は強気を維持しています。一方、ストキャスティクスは80%手前で横ばい、MACDはシグナルを下回ったまま推移していますので、今週も上値は重いかもしれません。引き続き、値動きやインジケーターの変化を注視しておく必要がありそうです。

今週の目安としては、転換線の62.58ドル付近、ボリンジャーミッドバンドの61.61ドル付近が、下値サポートラインとなりそうです。終値で67ドルをなかなか超えられない状況が続いていますが、超えてくれば、強気相場再開となるかもしれません。


コーンは目先弱材料に注意

シカゴコーン先物市場 概況と見通し

シカゴコーン先物は28日、前週比2.6セント(0.42%)安い、656.6セントで取引を終えました。

単収増加につながる天候が続き、作付状況や出芽状況も速いペースで進んでいることから、今週もコーン価格には下押し圧力がかかりやすい状況が続きそうです。

また、中国への輸出が減速するのではないかとの懸念も、コーン価格の重石となっているようです。

シカゴコーン先物 チャート分析(週足)

先週の週足チャートは、一時602.6セントまで下げたものの、終値は再び転換線を上回って引けています。値位置は強気となっていますが、ストキャスティクスは下向きで上昇の勢いは弱まったままですので、不安定な相場が続くかもしれません。

今週は、ボリンジャーバンド+1σの645セント、転換線の634.4セントが下値サポートとなりそうですが、サポートを下抜けると、ミッドバンド584.6セント付近までの下げもあるかもしれません。

 


注目の経済指標、イベント(5月31日~6月5日)

* 5月31日(月) 中5月製造業PMI、印Q1実質GDP、米メモリアルデー

* 6月1日(火) 中5月財新製造業PMI、欧4月雇用統計、欧5月HICP、米5月ISM製造業景気指数

* 6月2日(水) 米USDA輸出検証高、USDA生育状況

* 6月3日(木) 欧5月非製造業PMI、米5月ADP雇用者数、米新規失業保険申請件数、米5月ISM非製造業景気指数

* 6月4日(金) 米EIA原油在庫統計、米5月雇用統計、米USDA輸出成約高、米4月耐久財受注

* 6月5日(土) 米オイルリグ稼働数、CFTC週間投機筋ポジション





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