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ウィークリーレポート 2021.3.29


金は引き続き上値重く

金先物市場 概況と見通し

NY金先物は26日、前週比9.4ドル(0.54%)安い、1,732.3ドルで取引を終えました。

米国長期金利が1.6~1.7%で高止まりしていることに加え、欧州のロックダウンなどを受けたユーロ安でドル指数が上昇したことが、金価格の下押し材料となったようです。

一方で、新型コロナ感染拡大による景気回復の遅れへの懸念や、大規模な経済対策によるインフレ懸念の高まり、長期的な低金利政策が、金価格の支えとなっているとみられます。

今週は、米雇用統計など重要指標の発表もあり、景気回復の動向に注目が集まりそうです。また、新型コロナ感染拡大状況や、米国債利回り・米ドル指数の動きにも引き続き注目です。

NY金先物 チャート分析(週足)

先週の週足チャートは小陰線で引けました。値位置は前週から大きく変わらず、転換線の下で弱気を維持しています。引き続き、新たな材料がなければ、目先は弱そうです。足元の値動きは、チャネルの下限に届かず反転したように見えますので、底打ち・反転上昇につながる可能性もありそうです。

転換線を下離れていますので、転換線1774ドル付近までの戻しは十分考えられそうですが、雲の下限1767ドル付近~転換線付近で、上値を抑えられる可能性が高そうです。ここを上抜けた場合は、下向きのトレンドライン1800ドル付近まで戻す可能性もありそうです。一方で、ボリンジャーバンド-2σの1684ドル付近が、安値の目安となりそうです。


原油はOPEC+会合に注目

原油先物市場 概況と見通し

WTI原油先物は26日、前週比0.47ドル(0.76%)安い、60.97ドルで取引を終えました。

欧州やインドなどで、再び新型コロナ感染拡大防止のための規制措置が導入されたことで、原油需要の回復が遅れるとの見方が広がり、原油価格には下押し圧力がかかりやすくなっているようです。

一方で、23日に発生した大型コンテナ船の座礁により、スエズ運河の航行が遮断されたことで、原油輸送への影響が懸念され、原油の買いにつながっているとみられます。

今週は、新型コロナやスエズ運河遮断の状況や、31日・4月1日に予定されているOPEC+の会合で決定される5月以降の減産動向が、主要な材料となりそうです。

WTI原油先物 チャート分析(週足)

先週の週足チャートは一時転換線を下回りましたが、終値は転換線の上まで戻して引けています。値位置は転換線・基準線の上で、強気を維持しています。ストキャスティクスが80%以下に低下してきましたので、これが上向いて来れば、調整を終えて上向いてくる可能性が高まりそうです。一方、価格が転換線を下抜けるようですと、弱気に傾くことになりそうです。

今週は、転換線59.81ドル、ボリンジャーミッドバンドの54.40ドル、転換線の59.71ドルが、下値サポートラインとなりそうです。ここを下抜けると、200週移動平均52ドル付近までの下げもあるかもしれません。


は強弱材料が混在

NY銅先物市場 概況と見通し

NY銅先物は26日、前週比0.0450ドル(1.09%)安い、4.0680ドルで取引を終えました。

景気回復による需給のひっ迫懸念を受けて上昇を続けていた銅価格は、ここ5週間ほどほぼ横ばいで推移しています。新型コロナ感染拡大や、欧米と中国の対立による景気回復の遅れへの懸念、米ドル高傾向が、NY銅先物価格の重石となっているようです。

NY銅先物 チャート分析(週足)

先週は、一時転換線付近まで下げたものの、終値は転換線を上離れて引けました。値位置は強気を維持しています。今週は、ボリンジャーバンド+1σの4.0154ドル、転換線の3.9378ドルが下値サポートとなりそうです。ここを下抜けた場合の安値目安は、ミッドバンドの3.7480ドル付近になると考えられます。


注目の経済指標、イベント(3月29日~4月3日)

* 3月30日(火) 米USDA輸出検証高、日2月雇用統計、欧3月消費者信頼感指数、米3月CB消費者信頼感指数

* 3月31日(水) 中3月製造業PMI、欧3月消費者物価指数、OPEC+会合、米3月ADP雇用者数、米3月シカゴ購買部協会PMI、米EIA原油在庫統計

* 4月1日(木) 米USDA作付意向面積、日1-3月期日銀短観、中3月財新製造業PMI、欧3月製造業PMI、

米USDA輸出成約高、米新規失業保険申請件数、米3月ISM製造業景気指数

* 4月2日(金) 米3月雇用統計

* 4月3日(土) 米オイルリグ稼働数、CFTC週間投機筋ポジション

* 3月27日(土) 米オイルリグ稼働数、CFTC週間投機筋ポジション



☛ 参考:🔰テクニカル分析基礎


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