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ウィークリーレポート 2021.3.1


金相場は目先弱く

金先物市場 概況と見通し

NY金先物は26日、前週比48.6ドル(2.73%)安い、1,728.8ドルで取引を終えました。

金価格は、2週連続での大幅下落となっています。

週末には下げに転じたものの、引き続き高くなっている米国債利回りが、金価格の下押し要因となっているようです。

また、先週末のドル指数の急騰も、金価格を押し下げる要因となったとみられます。

今週もドル指数や米国債利回りの動向が、金相場の動向に影響を与える状況が続きそうです。また、米雇用統計など経済指標の結果も、金価格の動向に影響を与える可能性があり、注目です。

NY金先物 チャート分析(週足)

先週の週足チャートは前週に続いて大陰線となり、雲の下限/昨年11月末の安値を下抜けました。値位置はさらに弱気に傾いたと言えそうです。ストキャスティクスは20%以下に低下、MACDはマイナス圏で推移しており、足元の売りの強さがうかがえます。新たな材料がなければ、目先は引き続き弱そうです。

今週の目安としては、雲の下限1,767.7ドル付近、転換線の1838.7ドル付近が、強い上値抵抗となりそうです。価格が雲を下抜けて三役逆転となったことからも、目先は下に動きやすそうです。チャネルの下限に向かうパターンとなれば、1700ドルを割り込む可能性もあります。


原油はOPEC+会合で動く?

原油先物市場 概況と見通し

WTI原油先物は26日、前週比2.24ドル(3.78%)高い、61.50ドルで取引を終えました。

米寒波の影響で、米産油量が日量100万バレル程度減少したとのデータや、製油所の再稼働や景気回復による原油需要の増加期待が、原油価格の支えとなったようです。

一方で、米原油在庫が予想に反して増加したことや、週末の株安やドル高、原油価格の上昇による供給増予測を受けて、上値は重くなっているようです。

今週は、4日にOPEC+会合を控え、OPEC+の協調減産に関する情報に、注目が集まりそうです。また、引き続き株価やドルの動きにも注意しておく必要がありそうです。

WTI原油先物 チャート分析(週足)

先週の週足チャートは、転換線・基準線を上離れたまま、上ヒゲをつけた陽線で引けました。値位置は強気を維持しています。引き続き、調整の下げに注意が必要となりそうですが、先週までと変わらず、ストキャスティクスは80%以上を維持していますので、買い支えは強そうです。

今週は、ボリンジャー+1σの57.20ドル、転換線の55.50ドルが、下値サポートライン及び調整下げの目安となりそうです。ここを下抜けた場合は200週移動平均の51.68ドル付近までの下げもあるかもしれません。MACDも上向きを継続していますので、チャート上は昨年1月の高値65.65ドルを試す展開も十分考えられます。今週は大きな材料が出てくるかもしれませんので、原油相場は大きく動く可能性もありそうです。


銀はやや弱気に?

NY銀先物市場 概況と見通し

NY銀先物は26日、前週比0.850ドル(3.17%)安い、26.400ドルで取引を終えました。

2月初旬には、個人投資家の投機的な動きを受けて一時30ドルを超えた銀価格ですが、足元は比較的落ち着いているようです。先週は、金安・ドル高の影響で、銀価格は大きく下落しました。

NY銀先物 チャート分析(週足)

先週の週足チャートは、一時28ドルを超える場面もありましたが、終値は転換線を下回って引けました。値位置はまだ強気と言えそうですが、先週の下げでやや弱気に傾いています。今週の目安としては、転換線の27.195ドルが上値抵抗に、トレンドラインの26.590ドル付近、基準線の26.080ドルが下値サポートになりそうです。


注目の経済指標、イベント(3月1日~3月6日)

* 3月1日(月) 独1月小売売上高、中2月財新製造業PMI、欧2月製造業PMI

* 3月2日(火) 米2月ISM製造業景気指数、米USDA輸出検証高、日1月雇用統計、欧2月CPI

* 3月3日(水) 欧2月非製造業PMI、欧1月PPI、米2月ADP雇用者数

* 3月4日(木) 米2月ISM非製造業景気指数、米EIA原油在庫、OPEC+会合、欧1月雇用統計、米新規失業保険申請件数、米USDA輸出成約高

* 3月5日(金) 米1月耐久財受注、米2月雇用統計、米1月貿易収支

* 3月6日(土) 米BHオイルリグ稼働数、CFTC週間投機筋ポジション


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遠藤 結香

NTAA認定テクニカルアナリスト(CMTA®)資格を持つ、さくらインベストのチーフアナリスト。堪能な英語力で、国内外の最新情報をカバー。

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