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ウィークリーレポート 2020.12.21


金は一段高へ!?

金先物市場 概況と見通し

NY金先物は18日、前週比45.3ドル(2.46%)高い、1888.9ドルで取引を終えました。

FRBが緩和的金融政策の長期化を示唆したことや、米追加経済対策が早期に成立するとの期待が高まったことで、ドル安・金高傾向が強まったようです。

また、新型コロナ感染拡大に歯止めがかからないことも、金価格の支えとなる一方、新型コロナ変異種への警戒などから、欧州で渡航制限が相次いでいることがユーロ安ドル高につながり、金価格の上値を抑える可能性もあります。

今週は、新型コロナへの各国の対応や、米国の主要な経済指標、英国のEU離脱協定を巡る協議の行方などが、金相場の材料として注目されそうです。

NY金先物 チャート分析(週足)

 先週の週足チャートは、やや実体の大きい陽線で引けました。終値は転換線を上抜け、やや強気に傾いています。また、ストキャスティクスは先週からさらに上昇し、買い勢力が強まっていることがうかがえます。今週の目安としては、転換線の1866.7ドルが下値サポートとなり、基準線の1927.8ドルが上値抵抗となりそうです。ここを上抜けた場合は、エリオット波動のインパルスパターン第4波が終了し、本格的に仕上げの第5波に入っていく可能性が高まりそうです。

☛ 参考:エリオット波動で見る金価格


原油は調整に注意

原油先物市場 概況と見通し

WTI原油先物は18日、前週比2.67ドル(5.73%)高い、49.24ドルで取引を終えました。

米追加経済対策の早期成立への期待に加え、米国でも新型コロナワクチン接種が始まり、原油需要が回復していくことへの期待から、原油価格は押し上げられたようです。

また、EIA発表の米原油在庫が前週から減少していたことも、原油需要の堅調な回復への期待につながったとみられます。

一方、新型コロナの感染拡大が続き、ロックダウンなどの感染拡大防止措置が各国で採られていることが、原油価格の重石となっているとみられ、今週も新型コロナ関連の材料に注目が集まりそうです。

☛ 参考:EIA 米原油在庫統計

WTI原油先物 チャート分析(週足)

先週の週足チャートは、転換線・基準線を上離れたまま、陽線で引けました。値位置は強気に傾いています。ストキャスティクスは80%以上を維持していますので、引き続き買い勢力の強さがうかがえます。今週の目安としては、引き続き転換線・基準線の重なる41.54ドルが強いサポートとなりそうです。調整の下げには注意が必要ですが、200週移動平均の51.25ドルを目指す形を継続していきそうです。


大豆は強気相場へ?

大豆先物市場 概況と見通し

シカゴ大豆先物は18日、前週比63.4セント(5.47%)高い、1224.0セントで取引を終えました。

引き続き、低い在庫率や強い輸出需要が大豆価格を支えるとともに、ラニーニャ現象の継続で南米の主要産地での乾燥懸念が再び強まっていることなどが、大豆価格を押し上げたとみられます。

今週も、米USDAによる輸出関連データや、南米の天候が材料として注目されそうです。

シカゴ大豆先物 チャート分析(週足)

先週の週足チャートは、転換線を上離れ、大陽線となりました。ストキャスティクスが80%で横ばっていることから、買い勢力の強さも続いているようです。2016年の高値1208.4セントも超えてきましたので、かなり強そうです。ただ、転換線1140.4セントくらいまでの調整下げはあるかもしれません。


注目の経済指標、イベント(12月21日~12月25日)

* 12月21日(月) ユーロ圏12月消費者信頼感指数

* 12月22日(火) 英7-9月期実質GDP、米7-9月期実質GDP、米12月CB消費者信頼感指数

* 12月23日(水) 米11月PCEデフレータ―、米新規失業保険申請件数、米11月耐久財受注、米12月ミシガン大学消費者信頼感指数、米11月新築住宅販売件数

* 12月24日(木) EIA原油在庫統計、米オイルリグ稼働数、米USDA輸出成約高

* 12月25日(金) 日11月雇用統計、米主要市場休場


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