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2021年コーン相場はどうなる?


2020年のコーン相場は、中国への輸出など旺盛な需要に対して、供給が足りなくなるとの見通しから、8月以降急騰しました。

2020年と同様、8月以降にコーン価格の急騰が見られたのが、2010年です。

2010年8月以降の上昇トレンドは、翌2011年6月頃まで続きました。

この2010-11年にかけてのコーン価格上昇の主要因となったのは、南米の不作と、原油価格の上昇だったと考えられます。

2010年夏-2011年春にかけてラニーニャ現象が発生し、南米の主要産地に乾燥がもたらされたため、同地域の生産量は減少しました。

一方、2010年末から中東各地に広がった「アラブの春」の影響でリビアなどの産油量が大きく減少すると同時に、中国や中東地域の原油需要が増加したことで、原油価格が上昇。

原油高を受けてバイオエタノール燃料への需要が高まり、原料となるコーン需要も押し上げられたとみられます。

翻って足元の状況を見てみますと、2010-11年と似ている部分があるようです。

気象庁のエルニーニョ監視速報によりますと、2020年夏からラニーニャ現象が続いているとみられ、冬の間はラニーニャ現象が続く可能性が高い(90%)とされています。また、2021年春には平常の状態になる可能性もあるものの、ラニーニャ現象が続く可能性が高い(60%)ようです。

また、新型コロナ・パンデミックの影響で大きく下げていた原油価格も、徐々に上昇しつつあります。さらに、各国の気候変動対策への取り組みが加速し、バイオエタノール需要が増加してくるとの見方もあります。

供給の減少と需要の増加が重なった場合、2010-11年と同じように、少なくとも2021年半ば頃までは、コーン価格の上昇が続くことになるかもしれません。


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遠藤 結香

NTAA認定テクニカルアナリスト(CMTA®)資格を持つ、さくらインベストのチーフアナリスト。堪能な英語力で、国内外の最新情報をカバー。

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