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OPEC 12月月報


OPECの最新月報の概要をまとめました(^^)/


原油価格の推移

11月は、新型コロナワクチン開発への期待が高まり、原油価格は全体的に上昇傾向が見られました。月平均価格を見ますと、OPEC参照バスケット価格は前月比6.3%高い42.61ドル、ICEブレント原油先物価格は前月比2.46ドル高い43.98ドル、NYMEX WTI原油先物価格は同1.79ドル高い41.35ドルとなりました。

ブレント・WTI原油先物の投機筋買い越し幅は、原油需要の回復を見込んだ買いポジションの増加で、10月末からおよそ1億バレル分増加しました。先物市場では、コンタンゴ(順鞘、期先高)からバックワーデーション(逆鞘、期近高)に変わってきており、需給が引き締まりつつあることがうかがえます。


世界経済の見通し

2020年の世界経済成長率は、前回から0.1%上方修正され、世界平均でマイナス4.2%、2021年は前回予測と変わらず、プラス4.4%となりました。

2020年の成長率は、欧州、日本、ブラジル、ロシアで上方修正されましたが、2021年は前回予測と変わっていません。OPECは、新型コロナワクチンの広がりによって、次回以降の予測が上方修正される可能性も示唆しています。


世界の石油需要

2020年の石油需要見通しは、前年比で日量約977 万バレル減の日量約8,999万バレルとなり、11月月報時点の予測からわずかに下方修正されました。OECD諸国の需要が約18万バレル下方修正される一方、中国やインドなど非OECD諸国の需要が、約16万バレル上方修正されています。

2021年の世界の石油需要も、11月月報から日量約35万バレル下方修正され、2020年比で日量約590万バレル増の同9,589万バレルとなる見通しです。

OPECは、需要見通しの下方修正について、新型コロナをめぐる不確実性によるものと説明しています。


世界の石油供給

2020年のOPEC非加盟国の石油供給量は、前月の見通しから日量約8万バレル下方修正され、前年比で同250万バレル減の日量約6,267万バレルとなる見通しです。

前月時点の予測からは、ブラジル、米国、英国、ノルウェーの産油量が下方修正される一方、ロシア、カナダの産油量が上方修正されています。

OPEC非加盟国の2021年の産油量は、日量約10万バレル下方修正され、2020年比で同85万バレル増の日量約6,352万バレルとなる予測となっています。

これは、ロシアの産油量見通しが下方修正されたことが大きいようです。

一方、OPECの11月の産油量は、前月比で日量約71万バレル増加し、日量約2,511万バレルとなったようです。


商業石油在庫の推移

10月のOECD商業石油在庫は、前月比4,630万バレル減の約31.45億バレルと、前年同期比で約2.52億バレル増、5年平均より約2億バレル多くなっています。

内訳は、原油在庫が前月比約2,150 万バレル減、石油製品在庫が同2,480万バレル減となっています。依然として在庫量は高い水準となっていますが、10月は前月よりも大幅な在庫減少となったようです。


原油需給バランス

2020年のOPEC原油に対する需要は、前年比で日量約710万バレル減の日量2,220万バレルと、前月から日量10万バレル上方修正されました。

2021年は、2020年比で日量約500万バレル増の日量2,720万バレルと、こちらは前月から日量約20万バレルの下方修正となりました。

2020年1Qと2Qは大幅な供給過剰となっていましたが、3Qの需給バランスについては、日量約102万バレルの供給不足だったとの見方が示されています。


✿✿✿✿✿

OPEC+は、現在、日量約770万バレルの減産に取り組んでいますが、来年1月は同720万バレルに減産幅を縮小することになりました。また、新型コロナの原油市場への影響を減産幅に反映するため、毎月会合を開き、減産幅を決定することとなっています。1か月の最大の縮小幅は、日量50万バレルとされています。

次回のOPEC+会合は、来年1月4日に予定されています。2月の減産幅がどうなるかが、原油市場にも大きな影響を与える可能性があり、注目されます(*’▽’)


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