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次は「銀」の時代!? サクソバンクの見通しとは?


銀価格は2倍に!?

今年の銀(シルバー)価格は、3月に急落した後、金価格の上昇に伴って30ドル弱まで上昇。足元では、24ドル前後で推移しています。

この銀が来年、大化けする可能性が浮上しています。

サクソバンクは最近のレポートで、銀価格は2021年、50ドルまで上昇する可能性があるとの見通しを示しました。

同銀行は、金と同様、大規模な経済対策とドル安が銀価格を支え、さらに太陽エネルギー部門での使用量の拡大が、銀価格を押し上げるとみているようです。


大規模な経済対策

新型コロナ感染拡大による経済への影響を和らげるため、各国は今年、大規模な金融・財政政策を行っています。市中には大量の資金が投入され、いわゆる「カネ余り」状態になっていると考えられます。

「カネ余り」状態が続けば、通貨の価値が下がり、相対的に物価が上昇します。つまり、インフレが起こる可能性が高まっているということですね。

また、FRBは8月、インフレ率が目標の2%を上回っても、ある程度それを容認する姿勢を示しましたので、インフレ加速懸念が広がりやすい環境でもあります。

インフレとなれば、通貨である米ドルの価値は相対的に下がる一方、物である金や銀は価値が目減りしにくいため、インフレヘッジ先として買われやすくなります。


太陽エネルギー市場の拡大

新型コロナ・パンデミックをきっかけに脱化石燃料への関心が高まり、太陽光パネルの電極などに使用される銀にも、徐々に注目が集まっているようです。

国際調査機関シルバー・インスティテュートのデータによりますと、2019年の太陽光発電向けの銀の需要は、2014年から約2倍となりました。2025年には、そこからさらに2倍近くなる見通しです。

同機関によりますと、銀は常温での電気抵抗が少なく、信頼性・耐久性も高いため、大きな技術革新がなければ、他金属への代替は難しいとされています。

欧州の「グリーン・ディール」や米バイデン政権下での気候変動対策の転換、中国の脱炭素シフトなど政府主導の動きもあって、銀の需要は供給を上回り、2021年には大きく供給不足に傾くとみられています。


銀供給は減少傾向

銀の生産量は近年減少傾向が見られ、2019年は前年比約1.3%減。2020年は、新型コロナの影響による鉱山の一時閉鎖などで、前年比約6.3%減少しました。

また、銀生産の半分以上が、亜鉛や鉛、銅の副産物として産出されていますので、銀需要が高まったからといって、銀の生産量だけを急に増やすことは難しいと考えられます。

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大規模な金融・財政政策によって、金価格もまだ上昇の余地がありそうですが、来年は、産業用需要の増加も期待できる銀相場に大注目です(*^^)v


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遠藤 結香

NTAA認定テクニカルアナリスト(CMTA®)資格を持つ、さくらインベストのチーフアナリスト。堪能な英語力で、国内外の最新情報をカバー。

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