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ウィークリーレポート 2020.12.14


金は上昇継続なるか!?

金先物市場 概況と見通し

NY金先物は11日、前週比3.6ドル(0.20%)高い、1843.6ドルで取引を終えました。

米追加経済対策への期待が高まり、一時1879.8ドルまで上昇したものの、その後は経済対策を巡る与野党協議の遅れが意識され、金価格には下押し圧力がかかったようです。

今週も引き続き、追加経済対策やドル安傾向が金価格のプラス要因に、新型コロナワクチンへの期待が金価格のマイナス要因となると考えられます。

また、今週は、米FOMCや各国中銀の金融政策発表の他、英国のEUからの離脱協定をめぐる協議の行方などが、金相場の材料として注目されそうです。

NY金先物 チャート分析(週足)

先週の週足チャートは、実体が小さく上ヒゲが長い陽線で引けています。終値は転換線の下で、引き続き弱気となっています。一方、ストキャスティクスは先週からさらに上昇し、買い勢力が強まっていることがうかがえます。今週の目安としては、転換線の1866.7ドル、心理的な節目となる1900ドル、基準線の1921.4ドルが上値抵抗となりそうです。ここを上抜けた場合は、エリオット波動のインパルスパターン第4波が終了し、本格的に仕上げの第5波に入っていく可能性が高まりそうです。

☛ 参考:エリオット波動で見る金価格


原油は強気維持?

原油先物市場 概況と見通し

WTI原油先物は11日、前週比0.31ドル(0.67%)高い、46.57ドルで取引を終えました。

8日に英国でファイザー/ビオンテック製の新型コロナワクチン接種が始まり、ワクチンの普及によって、今年大きく減少した原油需要も回復へ向かうとの期待から、原油は買われやすくなったようです。

また、イラクのキルクーク油田で9日、小規模なテロ攻撃があったことで、地政学リスクの高まりによる供給途絶の可能性も意識されたとみられます。

一方で、新型コロナ感染拡大に歯止めがかからず、当面の原油需要は下押しされるとの懸念が、原油価格の重石となっているとみられ、今週も新型コロナ関連の材料に注目が集まりそうです。

WTI原油先物 チャート分析(週足)

先週の週足チャートは、転換線・基準線を上離れたまま、陽線で引けました。値位置は強気に傾いています。ストキャスティクスは80%以上を維持していますので、引き続き買い勢力の強さがうかがえます。今週の目安としては、転換線・基準線の重なる40.69ドルが、引き続き強いサポートとなりそうです。また、先週の高値47.74ドルを超えて、高値更新してくれば、200週移動平均の51.25ドルを目指す形を継続していきそうです。


コーンは強弱材料が交錯

コーン先物市場 概況と見通し

WTI原油先物は11日、前週比3.0セント(0.71%)高い、423.4セントで取引を終えました。

10日発表のUSDA需給報告では、引き続き低い在庫率が示され、供給不足懸念がコーン価格を支える一方、主要生産地のある南米の天候が回復し、供給が増加するとの見通しが重石となったようです。

今週も、米USDAによる輸出関連データや、南米の天候が材料として注目されそうです。

シカゴコーン先物 チャート分析(週足)

先週の週足チャートは、終値が転換線を上離れ、2週連続陽線で引けました。値位置は強気ですが、ストキャスティクスが80%を下回ってくると、トレンド転換の可能性が出てきます。今週の目安としては、転換線416.2セントが下値目安となり、これを下抜けるとやや弱気に傾きそうです。


注目の経済指標、イベント(12月14日~12月19日)

* 12月14日(月) 日銀短観、ユーロ圏10月鉱工業生産指数、OPEC月報

* 12月15日(火) 中11月小売売上高、英11月雇用統計、米NY連銀製造業景気指数、IEA月報

* 12月16日(水) 英11月CPI/PPI、ユーロ圏12月製造業/非製造業PMI、米11月小売売上高

* 12月17日(木) EIA原油在庫統計、FRB政策金利、米新規失業保険申請件数、米12月フィラデルフィア連銀景況指数

* 12月18日(金) 独12月Ifo景況感指数、米メジャーSQ、米7-9月期経常収支

* 12月19日(土) 米オイルリグ稼働数、CFTC週間投機筋ポジション


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遠藤 結香

NTAA認定テクニカルアナリスト(CMTA®)資格を持つ、さくらインベストのチーフアナリスト。堪能な英語力で、国内外の最新情報をカバー。

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