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【ウィークリーレポート】原油はOPEC+会合で…?


原油先物市場 概況(2020年11月23日~11月27日)

WTI原油先物は27日、前週比3.11ドル(7.33%)高い、45.53ドルで取引を終えました。

新型コロナワクチン実用化への期待と、OPEC+の減産延長への期待を受けて、原油は引き続き買われやすくなったようです。

米祝日で薄商いとなった木・金曜日には、原油需要の回復に時間がかかるとの懸念や、OPEC+が減産延長に合意できないとの懸念が広がり、原油はやや売られやすくなったとみられます。

一方、米原油在庫量の減少や、米リグ稼働数の増加は、それほど材料視されなかったようです。


今週の原油価格見通し

今週は、12月1日のOPEC+会合で、減産延長に合意できるかが大きなポイントとなりそうです。

29日には会合を前に緊急ミーティングが開かれるなど、合意に向けた話し合いが行われているようですが、調整は難航しているとみられます。

市場予想通り来年3月までの減産期間延長が決まれば原油価格はやや上げ、4~6月までの長期延長となれば大幅な上げ、減産延長が合意できなければ大きな下げが予測されます。

先週の週足チャートは、転換線を上回ったまま、陽線で引けました。今週はやや下げてスタートしています。今週の目安としては、先週の高値46.26ドルを超えてくれば、200日移動平均の51.33ドルを目指す形になっていきそうです。下値の目安としては、基準線の39.95ドル付近が意識されることになりそうです。

一方、日足チャートは転換線を大きく上離れたまま、週末には陰線で引けました。値位置は強気を継続していますが、転換線43.76付近までの調整は十分考えられます。ストキャスティクスも80%以上の水準を維持していますが、やや下向きに転じていますので、注視しておく必要がありそうです。ボリンジャー2σの46.82ドルが上値目安、転換線の43.76ドルが下値目安として意識されそうです。


注目の経済指標、イベント(11月30日~12月5日)

* 11月30日(月) 中11月製造業PMI、米11月シカゴ購買部PMI、CFTC原油先物 週間投機筋ポジション

* 12月1日(火) 豪12月政策金利、中財新製造業PMI、ユーロ圏11月CPI

* 12月2日(水) 米11月ISM製造業景気指数、ユーロ圏10月雇用統計、米11月ADP雇用統計

* 12月3日(木) EIA原油在庫統計、ユーロ圏10月小売売上高、米新規失業保険申請件数

* 12月4日(金) 米11月ISM非製造業景気指数、米11月雇用統計、米10月貿易収支

* 12月5日(土) 米10月製造業新規受注、米オイルリグ稼働数、CFTC原油先物 週間投機筋ポジション


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