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【ウィークリーレポート】原油は上値重く…


原油先物市場 概況(2020年11月2日~11月6日)

WTI原油先物は6日、前週比1.35ドル(3.77%)安い、37.14ドルで取引を終えました。

米大統領選でバイデン氏勝利の見通しが広がるにつれて、市場はリスクオンに傾き、原油も買われやすくなったものの、週後半には新型コロナの感染拡大への懸念が強まり、売りに押されたようです。

一方、OPEC+が来年1月以降も減産幅を維持するとの見方が、原油価格を支えたとみられます。

また、米原油在庫量の大幅減も、原油価格の支えとなったようです。


今週の原油価格見通し

引き続き、新型コロナ感染拡大の影響で、原油価格には強い下押し圧力がかかりそうです。

一方、米大統領選でバイデン氏勝利がほぼ確実となったことで、次期政権のエネルギー政策にも注目が集まりそうです。バイデン政権は、トランプ政権に比べ、気候変動問題などに積極的に取り組み、シェール生産への規制を強化する可能性が高いとされています。

ここ数週間のリグ稼働数の増加は、政権交代前の「駆け込み掘削」との見方もあり、今後のシェール産油量は大きく減少していく可能性もありそうです。

先週の週足チャートは、下値を基準線に支えられ、一時転換線を上回ったもののその後下落。基準線と転換線の間で引けました。先週の大幅な下げから、やや戻しましたが、値位置はまだ弱気に傾いていると言えそうです。今週の目安としては、転換線の37.77ドル、基準線の36.67ドルがサポートに、10月の高値41.90ドルが上値抵抗となりそうです。

一方、日足チャートは転換線・基準線を上抜けたものの、終値は基準線の下で引けました。基準線が横ばいに転じましたので、今後、転換線が基準線を上抜き、好転となるかどうかが注目されます。今週の目安としては、基準線の37.77ドル付近、転換線の36.50ドル付近がサポートとなる一方、雲の下限の39.96ドル付近が上値抵抗となりそうです。


注目の経済指標、イベント(11月9日~11月14日)

* 11月10日(火) 中PPI/CPI、英10月雇用統計、ユーロ圏11月ZEW景況感指数、EIAエネルギー短観

* 11月11日(水) NZ中銀11月政策金利、OPEC11月月報

* 11月12日(木) 英7-9月期GDP、米10月CPI、米新規失業保険申請件数、IEA11月石油市場レポート

* 11月13日(金) ユーロ圏7-9月期GDP、米10月PPI、EIA週間原油在庫統計

* 11月14日(土) 米11月ミシガン大学消費者信頼感指数、米オイルリグ稼働数、CFTC 原油先物 週間投機筋ポジション

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遠藤 結香

NTAA認定テクニカルアナリスト(CMTA®)資格を持つ、さくらインベストのチーフアナリスト。堪能な英語力で、国内外の最新情報をカバー。

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