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【金】ウィークリーレポート


金先物市場 概況(2020年10月26日~10月30日)

NY金先物は30日、前週比25.3ドル(1.33%)安い、1879.9ドルで取引を終えました。

米国の追加経済対策について、与野党が大統領選前に合意できる見込みがほぼなくなったことで、金価格は週半ばに急落しました。

金価格を支えていた大規模経済対策によるインフレ懸念が後退し、金のサポートは弱まったようです。

また、金価格と逆の値動きになりやすい米ドル指数が上昇傾向に転じたことも、金価格の重石となったとみられます。

一方、欧米などでの新型コロナの感染拡大を受けて、金の安全資産需要はやや高まっているようです。


今週の金価格見通し

1日時点で、新型コロナウイルスの感染確認は、196以上の国・地域で4,609万人以上に広がり、死者は119万人以上に上っています。

感染拡大による景気下押し懸念は、引き続き金の安全資産需要を支えているとみられます。

今週は、なんといっても米大統領選があります。また、米FOMCや雇用統計など、重要指標の発表も相次ぎますので、それぞれの結果によって金相場も大きく動く可能性があります。

米経済対策を巡っては、大統領選と同時に行われる米上・下院の議員選挙の結果にも注目です!

先週の週足チャートは、一時基準線を下回ったものの、終値は基準線付近まで戻して引けました。今週の目安としては、基準線1880.5ドルを下抜けると、雲の上限1680ドル付近へ向けて下げていく可能性もある一方、転換線1917.4ドルを上抜ければ、一段高くなる可能性が高まりそうです。

一方、先週の日足チャートは、基準線・転換線を下抜け、1850-1870ドル付近のサポート帯で支えられました。トレンドラインも下抜けており、値位置はさらに弱くなっていると言えそうです。今週は、転換線・基準線の1895ドル付近が上値抵抗となる一方、サポート帯を下抜けた場合、200日移動平均の1790ドル付近に向けて下げていくことも考えられます。


注目の経済指標、イベント(11月2日~11月7日)

* 11月2日(月) 中10月財新製造業PMI、ユーロ圏10月製造業PMI

* 11月3日(火) 米10月ISM製造業景気指数、豪11月政策金利、米大統領選

* 11月4日(水) 米9月製造業受注、ユーロ圏9月PPI、米10月ADP雇用統計、米9月貿易収支

* 11月5日(木) 米10月ISM非製造業景気指数、米新規失業保険申請件数

* 11月6日(金) 米FOMC政策金利、米10月雇用統計

* 11月7日(土) 中10月貿易収支、CFTC 金先物 週間投機筋ポジション


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遠藤 結香

NTAA認定テクニカルアナリスト(CMTA®)資格を持つ、さくらインベストのチーフアナリスト。堪能な英語力で、国内外の最新情報をカバー。

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